今日の初立ち。
一手半矢正射。

一射目は外した。
充実感は無かったが、他に具体的な原因は不明。
二射目、普通に中るべくして中る正射。

小さな的だが、正射をすれば、まず間違いなく中る。
矢摺籐での的の大きさは9ミリだが、狙いの誤差は通常3ミリ以内なのが実感される。
ただ、狙いの誤差が通常ではない場合というのがある。

それは、会で弓手や馬手が揺れ続ける場合である。
原因は、会相が円相・一筋の張りを展開したものになっていないことが最大要因だと思われる。
つまり、見せ掛けの会相で、筋骨の正しい組み合わせをしていないことに起因している。
弓手の方は、不動の押手でもやっていれば十分だが、体幹と左腕との連携が出来ていない。
馬手の方も同様だが、特に右肩・右肘の詰め合いがなく、手先引きである。

筋力に余裕の有る時期なら狙いも保てるのだろうが、年をとると駄目になる。
年をとって、的中の着いて来ない範士の多くは、この例だと思われる。


大体、きちんと詰めあいの出来ていない状態は、既に正射ではないから、狙いが半径6cmの円を越えてしまうのだ。