本日を持ちまして我々「ハム」は解散致しました。
突然のご報告となり、申し訳ございません。
応援して下さっていたファンの皆様、芸人の皆様、関係者各位、吉本興業の皆様、
今まで本当に、本当にありがとうございました。
僕にとっても解散は晴天の霹靂で、まだ茫然としており、受け止められておりません。
ショックで、一か月で5kg痩せたくらいです。
「解散するだけですぐ痩せられる!川見式ダイエット本」を発刊してくださる出版社様がございましたら、ぜひご一報下さい。暗雲立ち込める出版業界に風穴をぶち開けましょう。
先月の1月に誕生日を迎え、僕は25歳になりましたが、
解散の話が出たのは去年の11月末です。
24歳の時です。数え年で25歳です。
あぁ本厄てほんまにあるんやな、と嘆声をもらしたものです。
ほらちゃんと「まんまんちゃんあん」しとかんからこんなことなんねん、と自分を叱咤する毎日ですが、後の祭りなのです。
皆さんも億劫だとは思いますが、厄払いは行きましょうね。
http://www.1978.jp/001/yaku/
(厄年・早見表)
僕にとってこの「ハム」の解散は、厄年のせいにするくらいスーパーナチュラルな出来事であり(唐突、予想外という意味で)、スーパー理不尽な理由だったので、スーパー納得できませんでした。
ほんとーーに、すごい後悔が残っています。悔しいです。
「ハム」としてやり残したことが多すぎます。
もう「ハム」として舞台やTVに出れないんだ、と考えるたびに頭がおかしくなるのです。
しかし、もうどうすることもできません。
「時間」というものが解決してくれる、という都市伝説を聞いたのですがこれは本当なのでしょうか。
早く胸にぽっかりと開いた穴(まさにハム大の)が埋まってくれることを、切に願う今日この頃なのです。
さて、
僕の今後の進路ですが、まだ何も決まっておりません。
目の前には、今まさに「どうすんの、俺?」とライフカードのCMのように4枚のカードが出されている状況です。
「新コンビか?」、「作家転向か?」、「就職か?」、「自由業か?」
どれにも手が伸びません。
履歴書も手に取りましたが、≪資格≫の項目に、
「平成22年 甲賀忍者検定 取得」と書いて、
ふざけてるやないか! と引き出しに押し込んだきりです。
これでは、
「今日、高卒で芸人崩れの忍者がきたよ」と面接官の人達のその晩の酒の肴にしかならないな、と肝を冷やしたのです。
芸人にとって有益そうな技能は、社会では無益なのですね。
さぁどないしましょ、さぁどないしましょ、と部屋の中をデューク更家がするような奇抜なポーズでうろうろしたり、
「頭を冷やせビークールだぜ川見!」と雨の日に自転車を走らせ無駄にビチャビチャになってもみましたが、
答えは依然として出ませんでした。
出たのは、温かい鼻水だけです。
まさか25歳でアデンティティ・クライシスに陥るとは思ってもみませんでした。
人生を舐めていたおかげで、ただ今辛酸を嘗めておる状況です。
しかし、
「逆境の中には、それと同じか、それ以上の成功の種が含まれている」
とナポレオン・ヒルが言っています。
「あきらめないでどんな時も、君なら出来るんだどんな事も」
とサンボマスターが歌っています。
人間万里塞翁が馬、人生楽ありゃ苦もあるさ、どうにもならないことは忘れることが幸福だ。なのです。
さぁ今が人生の正念場です!
右か左に反れるとは思いますが、とりあえず前に進まなきゃいけないのです!
腕を振って 足をあげてワン・ツー ワン・ツーです。
と、
長々と長文失礼致しました。ここら辺で失礼します。
最後に、もう一度皆様にお礼を言わせて下さい。
本当に今まで、ありがとうございました。
僕はハムとしてみなさんの前に立てたことがとても幸せでした。
この思い出は最強で、みなさんは最高です。
また、どこかでお会いできることを楽しみに。
2011年3月1日 川見直通