『べか』プロジェクトのお知らせとご協力のお願い

 

 3月11日に発生しました東日本大震災においては、同時に発生した津波により太平洋岸の多くの漁業者が犠牲となられ、水産関係施設にも多大な被害が生じております。

 特に、漁業に無くてはならぬ漁船の被害も相当であり、詳細な数字は集計が待たれるところですが、一説では、岩手県内で13,000隻以上、宮城県内で12,000隻以上の小型船が損壊し、漁業再興の大きな妨げとなっております。 また、船を新造するにも地域の造船所自体が被害を受けており、西日本を中心とした日本中の造船所がフル生産してしても、全ての船舶を補充するためには数年単位でかかると言い、漁業者さん達はまさに「陸に上がったかっぱ」状態のようです。

 そこで、この地域で使われなくなっている中古船を無償または格安で提供していただき、被災地の皆さんにお届けしようと想い立ちました。 名付けて「『べか』プロジェクト」、陸に上がったカッパ(漁業者)の皿に、水(べか)を…………と言うプロジェクトです。(べか:べか船、小型の漁船のことです)

 船がないことは漁業者さん達の復興に対する意欲の上でも、かなりマイナスで船は我々の想像以上に大切なものだそうです。少しでも早く船を手に入れることが復興への足がかりになると信じています。

 ここで皆様には、中古船の買い取り費用、被災地への運搬費用へのご協力をお願いさせていただきます。また、中古船を手放しての良いと思っていらっしゃる方の情報も募集しております。

 尚、詳細は下記の通りです。ご確認の上ご協力賜りますようよろしくお願いいたします。 



l 諸費用へのご協力のお願い

Ø 中古船の買い取り費用、被災地への運搬費用として充当させていただきます。

Ø 受付口座

百五銀行 伊勢支店

普通預金 855960

口座名義 SOS運動 伊勢支部 世話人 北村 裕司

(エスオーエスウンドウ イセシブ セワニン キタムラ ヒロシ)

Ø 一口:5,000円(一口未満でも結構です)尚、送金料はご負担ください。

l 送り先

Ø 現在、中古船でも欲しいという申し出のある岩手県大船渡市にお届け予定です。

Ø 今後、色々なニーズを集めながら沢山の皆さんにお届けしたいと思います。

² 「漁業協同組合」または最小の単位である「支所」毎への対応を予定しています。

² 当面は個人へのお届けはしません。

l 事務手配等担当者

Ø 実務者:SOS運動 伊勢支部

Ø アドバイザー:財団法人 東海水産科学協会 海の博物館

 

連絡先: SOS運動 伊勢支部

北村裕司

609D002@m.mie-u.ac.jp

sos@hijiki.jp