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[ニューヨーク 7日 ロイター] 7日のニューヨーク外国為替市場では

ユーロが対ドルで1年2カ月ぶり安値から回復。ドイツで対ギリシャ

支援法案が成立したことを好感した。

 ドルは対円で上昇した。4月の米雇用統計で非農業部門雇用者数の

増加が4年ぶりの大幅な伸びとなったことが背景。


 一方、英国の総選挙がどの政党も過半数議席を確保できない

「ハングパーラメント」となったことで、ポンドは対ドルで1.45ドルを

割り込み1年ぶり安値をつけた。


 トレーダーによると、ギリシャのほかに債務問題を抱えるユーロ圏の

国と銀行に対し、欧州中央銀行(ECB)が支援を行う可能性があるとの

観測を受けて、債務危機拡大をめぐる懸念が後退しユーロ高に

つながった。ECBはコメントを控えた。


 テンパス・コンサルティングのトレーディング部門でバイスプレジデント

を務めるグレッグ・サルバッジオ氏は「ユーロに良いニュースがあった。

ドイツの両院が1100億ユーロのギリシャ支援法案を可決した」と語った。


 その一方で「問題はまだ残っている。スペインやポルトガルが支援を

必要とすれば、誰が救済するのか」と指摘した。


 ユーロ/ドルは0.4%高の1.2711ドル。前日には2009年3月以来

の安値となる1.2520ドルをつけていた。ユーロ/ドルは週初から

4%超下落、年初からは約11%下落している。


 ユーロ/円は1.2%高の115.96円。前日は111円を割り込み

01年以来の安値をつけた。

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