2016.2.24 | Sorm'86

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2月23日

主人が休みだったので、映画、信長協奏曲を2人で見て感動して泣いて
帰りに買って帰ったサーモンを、土鍋で炊き込みご飯に。

すっごく美味しくって、悪阻があるけどいつもより食べて
おまけにアイスも食べて、大満足で就寝。


AM3:30何か出た。と、目が覚めてトイレに。
トイレで出血を確認。

血を見て一気に目が覚めて興奮してくる。


即病院に電話し、「出血量の確認するので来て下さい。」と言われ準備。
最後の悪阻をトイレにぶちまけた。



臨月だから実家に帰っていたんだけど、この日は映画デートで主人の家に居たもんで
病院まで車で30-40分。

「タクシーで行こう!」と言わるが




パーキングに置いていた車で行く!あたしが運転する!と。





AM 4:00頃家を出る

運転していると、5分感覚の陣痛。
運転しながら、5分おきに低い声で
「うぉー」「あぁ・・・」
と低い声で唸るあたしをさすりながらなだめる主人。
まだまだ全然耐えれる痛み。
運転に集中したからそれが良かった。

お腹に
「大丈夫よ」と心の中で話しかける。



AM 4:30 病院到着
着いた事を病院に連絡すると
「今分娩中なので少し待って下さい」と言われる。

外、寒い。


友達とのグループラインに
「陣痛なう」を送信。
「分娩なうの為外で待機。陣痛なう、分娩なうには勝てない」
と暢気にライン。


やっと病院に入れてもらい、子宮口確認




AM 4:50 
子宮口7センチの宣告。

もう7cm!クソ順調じゃないか。
「ええ感じ!その調子!」とお腹に念を送る。


「うんこ出そうな感覚になったら教えて下さいね~」

と。助産師さんに言われるも、出そうな感覚無いので、しばらく寝よう。と、主人と横になる。

3分感覚の陣痛にしばかれながら。
痛いけど、まだ耐えれる痛み。
寝ている主人を起こすまいと、なるだけ静かに陣痛の波を乗り切る。




主人が少し席を外したほんの数分の間に急に


「うんこ!!!!!!!出る!!!!!!!」
しかもとんでもなくでかいうんこ出そうな感覚。
感覚的にはサッカーボールくらいのが出そうな感じ。


って、体制を横向きに寝ていたのから四つん這いにチェンジ。
何となく、その方が楽な気がして。


そして、ナースコール連打。


「うんこ出ます!」つって。



主人も戻って来て
そのまま子宮口確認すると

AM 6:30
子宮口全開です。の宣告。


「分娩台に移動しましょう」と。





全く生み方知らんかった私はその場で生み方のレクチャー受ける。
(安静が続いてマタニティ講座的なの参加出来んかった)


2回大きく吸ってはく
3回目に大きく吸ったら息を止めておへそを見てイキむ


と。



はい。つって、やってみる。

赤ちゃんは、真っ暗なトンネルを一人で息も出来ずに出てくるって聞いてたから
その苦しい時間を少しでも短くしようと意識した。



そのやり方で2回イキんだくらいで、

「何か変な感じします!」と言うと


「頭が今もう出そうよ。今股の間に挟まってるからよ」と。




が、先生が来ない。
来ないからイキみ逃しさせられる。
(ひたすら深呼吸)



先生到着。
ここでハサミでオマタカット
(あたしは一切気づかんかった)


先生来た。やっと産める。と
一気に頭が覚醒する。ここで、イキみ方を忘れる。



助産婦さんに
「どうやるんでしたっけ~」
と、太い声で質問。


助産師さんがまた教えてくれる。


思い出してまた踏ん張る。
すると、ツルン!と生まれ


大きな
「フンギャー」
の鳴き声。


胸の上に置かれた血まみれで少し紫の娘を見て

静かに泣いた。
くそ感動。

IMG_5435.JPG


出産全然痛くなかった。


しばらくして、拭いてもらった生みたてホヤホヤの娘が横に寝かされた。
産まれて数分しか経ってない娘があたしのおっぱいを飲んでいた。



感動した。


その後は
娘を見ながらカットされた下半身を先生が丁寧に縫った。


これは痛いわ。
痛さを娘見て我慢して、出産~オマタ修復が完了。




ずっとほんまにお腹に居る事が不思議だったし
5%くらい、信じてなかった。
ほんまはおらんのんじゃないかって。妊娠する事が私には不思議過ぎて。



でも、ずっと会いたかったんよ。って。
主人はずっと私の顔のそばで、あたしのおでこの血管が浮き出ようが
ひどい顔をしようが、支えてくれた。

IMG_5438.JPG


このビッグイベントを一緒に迎えられて良かった。



ほんまに。




出産は痛い!痛いよ~!と皆言うけど、それでたいてい

「出産=痛い」
「出産=鼻からスイカ」

ってマイナスイメージばかりじゃけど
あたしは友達がくれた「笑うお産」って本読んで



出産怖くなくなった。


とにかく、上手く外に出してあげよう
少しでも苦しくないように
一緒に頑張ろ



って私が痛いよりも、赤ちゃんの気持ちになる事が
痛みを消す事に繋がったんだと思う。




だからこれから出産する人はそういう考え方でいれば
きっと出産はちっとも怖くないし
痛くないはず。



あたしはお腹に話しかけるなんてクソ恥ずかしいし
柄じゃないから出来なかったけど


心の中ではいつも
「大丈夫じゃ、私にまかせろ」って思ってた。



その気持ちはきっと子に伝わるんじゃと思う。




出産は痛くない。




これから出産する人が皆安産でありますように。



IMG_4801.JPG



出産レポ。終了。




次回は
「恐怖の便所。」の話。




つづく。