ブログを通じて、ぴーたんを応援してくださっている方々や、
折々話題にしていた空の木ファミリーの皆様にご報告です
ぴーたん、星になりました
悲しくも寂しくもあるのですが、
ぴーたんは旅立つ瞬間まで、とても良い時間をすごせたので、
今日はそのお話を書きます
お別れの2日前、急に食欲がなくなってしまい、
横たわって寝ていることが増え、
その他の状況を考えても、これはかなり厳しい状況だろうと判断。
でも、いつも私が緩和ケア中のご家族にお話ししていること。
しんじゃうのを待つんじゃない
今、この瞬間を楽しんでもらいたい。
だって生きているんだから
そこで、
日向ぼっこをさせることを思いつきました
ぬくぬく…
眼力、衰えず。
寝るだけかと思いきや、
ほとんど動かないぴーたんが歩き出し。
何度か座り込むのですが、タオルを敷くと嫌がって移動するぴーたん。
直座りがいいみたいです
痛いかな〜と思ったのに。
実ははるか昔、ぴーたんがまだうちの実家の猫になる前、
外猫だった時代があるのです
思い出したのか、
ゆっっくりゆっっくり歩いている
ちょーゆっくり風で動く葉っぱを追いかける
匂いを嗅いだり、
虫に反応したり。
疲れたら、私の足を枕に休憩
もうお散歩おしまいかな〜、と思いきや、
また歩き出し
けっこう歩く!
こんな体力があったことにびっくり。
かなーり疲れたみたいですが、
でも風にすごく反応していたのが印象深かったです。
家の中には、ああいう風は吹かないものね…。
その夜、ぐったりしちゃったかな、と心配しましたが、
(タオルは顎の膿の付着防止です)
遊ぶ娘のそばにピッタリ
娘とは相思相愛のぴーたんです
よろよろしながらもトイレに行くぴーたんを
娘と介助すること数回
そして次の日の朝、
もしかしてもあるな、とドキドキしながらぴーたんの様子を見に行くと、
横たわったぴーたんが
「にゃっ」
と声を出し、そこから短い呼吸に。
これはいよいよだと思い、
夫と娘を呼び、
みんなでぴーたんを見守りました。
お別れだ…
と、覚悟をしました。
ところがそこから、
本当に眠っているみたいな穏やかな呼吸になるぴーたん
するとね、
娘がおもちゃの聴診器を持ち出し、ぴーたんと遊び始めたんですよ
「ぴーたん大丈夫ですか〜」
「アーンしてください」
「おなかは痛いですか?」
いやいや、それはないだろう、と思ったのですが、
旅立つのを待ってる自分てなんなんだろう、
って思い直しまして。
ぴーたんは生きてる!
だったら、仲良しの娘とさいごまでそうやって、
楽しい時間をすごした方がぴーたんだってうれしいじゃないか、
って。
動けなくったって、声は絶対聞こえてるんだし。
せっかくぴーたんは、朝までみんなを待ってくれてたんだから、
ちゃんと猫として一緒にあそぶんだ、って。
そうやって眠っているぴーたんと家族みんなでワイワイ遊んで、
本当に眠ってしまって、
いつ旅立ったのかわからないくらい。
そうして、ぴーたんは星になりました
娘が、ぴーたんが天国で楽しくすごせるように、
たくさん手紙を書いてくれました
『ぴいたん てんごくでしあわせに』
『ぴいたん いつもありがとう てんごくでしあわせに』
娘の発案で、ぴーたんの好きなチュールやプレミアム(ウェットフード)も
用意しました
『みんなでなかよく ちゅーるとぷれみあむ たべてね』
先に天国に行ったピピちゃんや、他の猫にも分けてほしいという
世話焼きの娘っぽい手紙
娘のお気に入りのハンカチで作った枕で眠るぴーたん
箱の中は、
たくさんのお花と、フードとおやつ、
手紙でいっぱいになりました
いつもぴーたんを気にかけてくださったご近所の方が
駆けつけてくださり、すてきなお花をいただきました
箱の外には、これまた娘の手によりプリキュアのシールでデコられ、
いつもお世話になっているタンポポ墓苑さんに、おむかえに来ていただき
にぎやかな見送りとなりました
たくさん泣きましたけど、
ピピと同じ土曜の午前に旅立ったこと、
家族みんないたこと、
それはきっと
みんなを待ってくれていたこと、
そんなことがうれしくて、
そして美味しいものもたくさん食べさせてあげられたし、
お外にも連れて行けたので、
悔いはありません。
ただただ寂しくて、
涙はこぼれます。
でも、箱のフタを閉める直前に、娘が
『またあえるよチケット』
なるものを入れていたので、
また会えると信じています。
ぴーたん、ありがとう。
応援してくださった皆様、ありがとうございました