こんにちは
Ｔｈｅ Ｓｅｃｒｅｔ Garden 湘南のMIYUKIです。
数年前、母に認知症の症状が出始めた頃は、本人も家族も混乱して、かなり大変でした。
施設に預けて２年半がたちましたが
今年の１月に施設の職員さんがおむつ替えをしているのを見て、
「これならできるかも」
と思って、自宅介護に切り替え、母が家に戻って1週間がすぎました
もともと足に障害があったのですが、施設で熱を出した時に、しばらく寝たきりだったことで、自分で歩くことができなくなり、今は車椅子を使っています。
家に帰ってきて、寝たきりかと思いきや、ベッドから起き上がって足を下に降ろして座っていることにビックリ
施設から退所して、家に向かう車の中で、「私が誰だかわかる？」って聞くと、首をかしげていましたが、家に帰って孫に会うと、な～んとなく思い出したような感じで、一人暮らしをしている長男の名前を言ったりしていました。
かと思いきや、夕食後、薬を飲むように勧めると
「知らない人の言うことは聞けない
」
そうな
週3日のデイサービスも楽しそう。
心のどこかで、「やっぱり家族といたいよな」 とか、「最後は家がいいよな」って思うのは、私の思い込みなのかな・・・・・。
わからないけど、ただ今の気持ちに従ってみた。
忘れたいこと、たくさんあったんだろうな。
いつも眉間にしわを寄せていた母ですが、忘れてしまった今は、意地を張ることもなく、自分を大きく見せる必要も、守る必要もなく、純粋で穏やかに見えます。
これがもともとの母だったのかもしれないなぁとも思う。
話しをすると、否定されるばかりだった関係が変わって、話しのつじつまはあわなくても穏やかに会話ができる今。
親子という関係を取り戻しているような感覚。
上顎の入れ歯を下の歯に重ねて、フランケンシュタインみたいになっている母との生活を、無理なく、楽しんでいきたいな～と思います。
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