「翻訳の限界」について | ソフィー・ジ・アカデミーのブログ

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10/11に「英語の本を読む意味」について書きました。

そしてそこで英語の本の世界には、
そのマーケット規模の理由から良い本が多い、
ということを書きました。

今回はそれの補足、のような内容です。

「翻訳の限界」について。

「英語の本を直接読まなくても、
 翻訳されたものを読めばいいじゃないか」
という人もいると思います。

でも、翻訳には限界があります。

ひとつには翻訳者の腕の問題。
翻訳者の腕が悪ければ、誤訳が起こります。


何百ページに及ぶ内容では、
たくさんの誤訳が起こります。

日本の出版社の担当者は英語がわかりませんから、
翻訳が正しいかどうかについてはチェックできません。

ですから誤訳は基本的に放置されています。


さらに、翻訳者の腕の問題以前の問題もあります。

それは
翻訳は「伝言ゲーム」である、
という点です。


Aさんが言ったことをBさんを中継しあなたに伝えてもらう、

というプロセスの中では、
かならず情報はゆがめられてしまいます。

日本語で行っても結構ゆがみます。

それを他言語に置き換えながら行うのですから、
かなり「伝言ゲーム」の症状が発生します。

だから、どうやったって翻訳本を読んでいたら、
理解は深まらないのです。


考えてみれば当たり前ですよね。


だから、英語の本は自分の力で
直接読むことに
とても大きな意味があるわけです。