須磨久善先生(心臓外科医)の講演&サイン会に行ってきました。
講演の話をひとつ、皆さんにも紹介しておきます。
2000年、先生は葉山ハートセンターという病院を作りました。そこでは、子供たちの病院見学を行なっています。
理由は、子供たちに医療の現場を見てもらいたいと思ったから。今まで3千人以上の子供たちが見学に訪れています。
中には、その病院見学をきっかけに医師を志し、「医学部に合格した」と先生に手紙をくれる子も出ています。
「なぜ医者を目指すのか」
これを先生は「原点」(origin)と言います。医者になってから、壁にぶつかることもあります。その際、原点がないと壁を乗り越えられません。
親が医者だからなんとなく医学部に入ったとか、成績がよかったから高校の先生に医学部を勧められたとか、原点がないと壁に立ち向かう気持ちになりません。
原点を与えてあげることは、大人の仕事。
このように講演で、先生はおっしゃっていました。
記事後記
サイン会では、本に私の名前も書いてくださり、個人的にテンションが上がりました!
大事に読みたいと思います。
『タッチ・ユア・ハート』須磨久善・著(講談社)