とある社長さんは運転が荒いことで有名でした。
噂を聞いていたので、できるだけ社長運転の車には乗らないようにしていたのですが、どうしても乗らざるを得ない状況になってしまいました。
東京から長野へのお悔やみに行かなければならず、電車の本数も少ない場所でしたので困っていたところ、その社長からお声掛けいただいたのです。
出発早々、驚きました。
携帯電話でメール打ちながら運転してるのです。
当時はガラケーでしたが、右手に携帯、左手にハンドル。
私：「社長、仕事ですか？もしお急ぎだったら停車して打っていただいて結構ですよ。」
社長：「仕事じゃないから大丈夫だよ。」
いやいやだったら余計やめてよ！
私：「社長、危ないから本当やめてくださいよ～」
社長：「うん、これ打ったら」
って言いながら到着まで、携帯で何かしてました。
更に、スピード出すので到着まで生きた心地がしませんでした。
帰りは当然ですが、「送るよ」という社長の申し出を丁寧にご辞退して、別の方法で帰りました。
そんな社長が数カ月後、ついに「免許取消」になりました。
「免許停止」ではなく、「免許取消」です。
運転するには、再び免許取得しなければなりません。
どうするのかと思っていたら、「今更、免許取りに行くの面倒くさい」と言って運転をやめてしまいました。
社長専用の社用車は、社員が使えるようになり、社員は大喜び。
反面、社長が動く時には誰かが運転手代わりにならなければならず非常に効率の悪いことをしてましたが、やはり非効率ゆえ、社長も段々外出の回数が減ったということです。
なるべくしてなった「免許取消」ですが、事故を起こす前で本当によかったです。
万一、社長が死亡事故を起こしてしまったら会社はどうなってしまったでしょうか。
神様からのやさしいメッセージでしょう。
社長の皆さん、安全運転心がけましょう。
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本日もありがとうございました。
今日も一日頑張りましょう！