先日の打ち合わせは、こちらの出版記念イベントに向けての打ち合わせでした。
『抗がん剤・10のやめどき‐あなたの治療、延命ですか?縮命ですか?』
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http://www.nagaoclinic.or.jp/doctorblog/nagao/2013/09/post-3413.html
この本は、ハーフフィクション、ハーフノンフィクションと言う形で書かれている書籍です。
本を読ませて頂いて、自然と涙が溢れて来ました。
静かに泣かされた本です。
町医者であることに誇りを持つ長尾先生の、生きた言葉が綴られているからです。
沢山の看取りをされて来て、沢山の理不尽を感じられてきた先生だからこその、言葉だからです。
あとがきに、私がAmazonで書いたプレビューを掲載して頂いています。
【「平穏死」10の条件】
『望む方向へ。』
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私は、2012年6月6日に手術を受けました。
胃、脾臓、胆嚢の摘出と、リンパ節84個廓清の手術です。
術中・術後の検査により、腹膜播種とリンパ節転移が判明。
当初の告知を受けていたステージから、一気に格上げされてステージ4と言う診断になっています。
(※先日の【カルテ開示
】と言う記事を見て頂ければ、病名が書かれている画像を掲載しております)
最初に進行性の胃癌と診断を受けた時、手術をするかしないか…と言う選択が待っていました。
手術を受けると決めた時点で、すでに抗がん剤治療を受けるべきであることを担当医師から提示され、入院での抗がん剤治療を第5クールまで受けました。
入院治療も、全て、自分で選択して受けてきた治療です。
その後、第7クールまでの抗がん剤治療を通院加療センターで受けています。
通院加療センターでの治療も、提案をされた上で、自分で選択した治療方法です。
抗がん剤の点滴を一日掛けて通院加療センターで受け、その後のハイドレーション(解毒)は、掛かりつけ医で受けると言う選択でした。
今年5月からは、自らの意志で緩和ケアへの受診を強く希望。
QOLを守るための受診希望でした。
痛みや睡眠障害、消化液逆流予防のお薬などを処方して頂いています。
現在も、外科と緩和ケア、自宅から近い掛かりつけ医と、合わせて受診しています。
抗がん剤治療に関しては、シスプラチンの副作用と、シスプラチンの副作用を制御する為のステロイド薬の副作用を受け容れられず、第8クールはTS-1単体の服用で抗がん剤治療を選択。
その後は、自分の考えているQOLを維持したい…と言う思いから、抗がん剤治療を中断しています。
今までの選択は、全て、自分で決めてきました。
今までの経緯や選択したことの心の揺れ動きなどを、長尾先生のイベントにお招き頂き、トークショーでお話をさせて頂くことになりました。
詳細は、長尾先生のブログに書かれているので、ご覧くださいね。
29日、東京に行きます!
電車で移動することになります。
特急あずさに乗るのは、術後、初めてです。
ちょっとドキドキ&ワクワクのSONWAIです。
それまでの間、体調管理に気を付けつつ、自分なりの生活を楽しむことを忘れないで過ごしたいと思います。
楽しむこと
笑うこと
怒ること
泣くこと
私は、そういう感情をちゃんと受け止めて生きたい。
ネガティブな感情も、ポシティブな感情も、きちんと受け止めて生きたい。
生きている!と言うことを体感し実感出来る、そんな瞬間を、大事にしていきたいと思うのです。