さっそくですが、このマルチ商法は
一般的な販売方法と比べてどのようなモノなのか説明します。
・一般的な販売方法
メーカーが卸売業者に商品を卸し、
小売業者が僕たち消費者に商品を販売します。
また、メーカーは商品を消費者に知ってもらうために
広告会社へお金を払い、
CMやチラシ等の様々な方法で商品を宣伝します。
たとえばパナソニックのテレビを僕たちが買う場合・・・
パナソニック(メーカー)が作ったテレビを
問屋(卸業者)にまとめて売ります。
次に問屋はまとめて買ったテレビを小分けにして
ヤマダ電機等の小売業者に売ります。
そしてTV CMでパナソニックのTV欲しい!!
…と思った僕たち消費者がヤマダ電機へ行って
パナソニックのテレビを買うわけです。
・マルチ商法
一般的な売り方とは違い、マルチ商法は広告会社を使いません。
そのかわり、クチコミを利用し
消費者に広告費を支払うことで商品を広めていきます。
例えば、Aさんが商品を買ったとします。
このとき、購入と同時に
Aさんは会員となり、商品を他の人に紹介できるようになります。
さっそくAさんはBさんとCさんに商品を紹介し、購入してもらいました。
このとき、2人の購入者を増やした報酬として
Aさんにメーカーからマージン(お金)が支払われます。
次にBさんとCさんはE,F,G,H,Iさんに商品を紹介し、購入してもらいました。
このときBさんCさんはマージンを得ることができますが、
さらにAさんもマージンがもらえます。
これはBさんCさんが紹介できたのは、
そもそもAさんの紹介があってこそという理屈です。
もちろんE,F,G,H,Iさんやそれ以降の人が
商品を紹介して売ってもAさんにマージンが入ります。
Aさんの紹介により、会員数が増えてメーカーは大助かり。
Aさんも下の人たちが商品を売ってくれるおかげで
寝ててもお金がもらえるようになりました。
もちろんB～Ｉさん、それ以降の人たちも
お金がもらえるし気に入った商品も使えます。
すごい！！
マルチ商法って
みんながハッピーになれるとっても優れた商法なんだね！！！
…というのがマルチ商法です。
そう、理論上は確かに優れた商法です。
あっ、ちなみに…
マルチ商法には複数の別名称があり、
下記のような呼ばれ方もされています。
・MLM(マルチ・レベル・マーケティング)
・ネットワークマーケティング
・NB(ネットワークビジネス)
・連鎖販売取引
これらは全て同じモノです。違いはありません。
「犬」にも「わんちゃん」とか「ドッグ」とか「ワン公」とか
様々な呼び方があるようにマルチ商法にも様々な呼び方があります。
なぜ、このように複数の呼び方があるのかというと…
「マルチ商法」というと印象が悪いため、
業者が別の呼び名を作って使ったからです。
※当ブログでは世に一番普及している
「マルチ商法」をという呼び名で解説していこうと思います
さて、ここまで読んだ方の中には
「これってねずみ講じゃないの？」
「違法行為なんじゃないの？」
「優れた商法とか言ってるのになぜ評判が悪いの？」
…と、思っている方もいると思います。
そのへんは次回の
2.マルチ商法って違法じゃないの？ で説明します。
～まとめ～
・マルチ商法は消費者がマーケティングをする商売方法
・増えた会員の数によって歩合制で報酬が入る
・マルチ商法にはいくつか呼び名があるが全て同じモノ
お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
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