愛情むすび | 園山一家の幸腹(福)

愛情むすび


新年があけて、新たなスタート!と意気込むと同時に、
「最後の晩餐」までのカウントダウンもいよいよ現実味を帯びてきました。


日々の些細なことがとても愛おしく、
踏めばギシギシと音を立てる床や、
お客様とのちょっとした会話や、
当たり前のように食べているまかない、
定番のポテサラ、肉じゃが、
そしてお料理の数々に対する愛情が、
これでもか!
というぐらい、満ちて行く毎日です。



そんな中、ひときわ愛おしいのが、これ。



$園山一家の幸腹(福)




そう、おむすび!



何度か登場しているので、園山ブログの読者さまには、すでにお馴染みかもしれませんね。

営業後に、日の目を見なかった炊き込みご飯たちは、
小腹が減ったスタッフたちの夜食、あるいは翌朝の朝食としておむすびに姿を変えるのですが、
テーブルにちょこんと乗っているこのおむすびを見た瞬間、
なんだか妙に、ぐっときてしまいました。



おむすびって、素敵ですよね。
真っ先に母親の顔が浮かぶぐらい、愛情ごはんの代表だと思うのです。
そして、作り手の性格が本当にストレートに形に出るのが面白い!
(私が作ると、どれだけ気持ちを込めても、なんとなく未完成な形になります・・・)


おむすびのような、愛情のかたまりのご飯を、
お客様ひとりひとりに味わっていただき、
笑顔で岐路について、幸せな気持ちで眠りについてほしい。
それが、園山スタッフの願いです。

そのためには、やはり、愛情込めて、日々精進!





それにしても、
やっぱり料理長ちーさんのおむすびは、
適度に丸みを帯びていて、きれいで優しい形だな・・・と、
しみじみ感心してしまう、五味渕かぐみでした。