これはヒドイ!もう笑うしかない海鮮丼店
「せっかく日本海側までやって来たので、海鮮系でも食べよう」
そう思ってしまったことが、不幸の始まりであった。
今回の福井県・日帰りドライブの締めはもう笑うしかなかった。飲食店で食事をして、そう思ったことは実に
久しぶりである。
南越前町にある「河野シーサイド温泉・ゆうばえ」で入浴をした後、敦賀まで戻り食事をすることとなった。
「日本海さかな街」という嶺南地方では有名な魚市場へ行けば、美味しいものにたどりつけるかもしれない
と思い敦賀市の南西部に位置するさかな街へ向かった。既に夜7時を過ぎていたので、海鮮系を販売する
お店の大部分は閉店していたが、飲食店系は営業している店が多く、そこで食事をとることとなった。
何店舗も営業していたので、どの店にしようか迷いつつも、最終的には味世司という店を選択することとなっ
た。正直、このさかな街で食べようか違う店へ行くべきか迷った。なぜなら、営業している大部分のお店が
うにやまぐろ、いくらといった敦賀という土地と縁がなさそうなものを推していたからである。ただ、土地柄、
他の場所へ移動しても良い店が営業しているとは限らないので、結局は食べることにしたのである。ここで
他へ行こうとしなかったことが今思えば、実に悔やまれる。
私が注文したメニューは1350円のなっとく丼。うに、しまあじ、ねぎとろ、いくらなど全12種類の素材が載せ
貼られているポスターを見る限り、なかなか美味しそうだなと思ってしまったのであるが、実際、目の前に
運ばれてきた「なっとく丼」か決して「なっとく」できるものではなかった。
まず、量がとにかく少ない。貼られている写真に騙された気分になった。悪徳通信販売で怪しい健康器具
を購入させられたような気分であった。「丼」ではなく「ミニ丼」である。
そして、ミニ丼の上に乗せられた12種類の海鮮が実に薄かった。くら寿司、スシローといった一皿105円の
回転ずし並の薄さである。これらの回転寿司店ならば、価格が安いので、ネタがたとえ薄くても許容できる
のであるが、この店の場合、上の写真の海鮮丼で1350円である。到底、納得できるものではない。
「せっかく日本海まで来たのに、これでは・・・」私はミニ丼と味噌汁を目の前にしながら、泣きそうな気分に
なってしまった。
海鮮丼に盛られている具材を口に入れたら、涙どころか呆れて笑えてくるほどであった。まったく鮮度がない。
また、ご飯も水加減がいい加減で、意味もなくやわらかめで実にひどかった。閉店間際のスーパーで鮮度の
落ちた割引セールになっている刺身盛り合わせを購入し、前日に炊いたお米の上に載せれば、味世司の海
鮮丼ができあがるであろう。残そうかなとも思ったが、1350円「も」支払っている以上、食べ残す気にもなら
なかった。
ちなみに、客は海水浴がえりと思われる若い人が中心であった。当然かもしれないが、地元の人らしき客は
見当たらなかった。
正直、このレベルの料理を提供するということは、日本海さかな街全体のイメージダウンにもつながると思う。
最低限、「騙された」と思わせないレベルの料理を提供してほしいと思う。
今回、この内容をブログに掲載することは正直、抵抗があった。中傷と捉えられてもおかしくない評価になって
しまったからである。「食べログ」にも投稿しているため、店舗名など画像処理を行わず、掲載してしまったが、
もし問題等あったら、修正させていただきたいと思うのでご連絡いただけたらと思う。
ちなみに、海鮮丼を食べた後、わたしは口直しをするために別のお店へ立ち寄ってしまった。
正直、このままなにも食べずに帰る気分にならなかったからである。
最近、体重がリバウンドしてきたが、この歪んだ性格を直さない限り、減量はできないのかもしれないとも思う