【映画】ブロークバック・マウンテン  | +++ 三度のメシより ~腐女子の萌え語り +++

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声萌え 腐女子の萌え語りブログです。 中井和哉サマ、佐和真中サマ、内山昂輝サマ   絶賛応援ちう!


※ご注意

ここは、腐女子がひたすら自分の萌えを語る
妄想ブログです。

本日の記事ですが、ゲイ映画を観た自分なりの感想を
ただただひたすら、語っております。(腐女子視点で)

うp主は、リアルゲイの方に対する偏見、ありません。

夢の世界=BL

ではもうちょっと満足できない、リアルゲイの世界も覗いてみたい。
人間同士の、本質的な愛について、大変興味深く。
よって、この作品を冒涜するものではありません。


以上をご理解のうえ、お進みください。





ブロークバック・マウンテン

↑えっと、ゲイ、映画、でつ。

漏れ的大好きブロガーさんが、ノンケのダーリンと一緒に鑑賞されたとのこと。
ご本人も腐女子ですらないそうなので、
漏れ視聴理由とはほど遠い。
全然知らなかったんですが、かなり賞を受賞するほどの作品だったんですね。
アカデミー賞三部門受賞とか。


ま、たとえ受賞してなくても、テーマで観るんですけど。
(`∀´)


要約すると、二人の男が、羊を放牧する目的で山の中で二人きり。
一人はノンケだけど、一人はゲイで。
最初は友情だったはずなのに、なにかのはずみで肉体関係を
結んでしまい。
山を降りてからは、別々の生活を送って結婚もし、子供もできるのだが
どうしてもお互いを忘れられずに再会。
家族を捨てられないけれど、相手に対する愛情も消せずに。
20年間も一人の人間を愛し続けることができるのか。
(男同士だけども)
って感じのゲイ映画なのです。

時代設定がすごく古いので、ホモセクシュアルに理解が
あるはずもなく。
見つかると、集団リンチにあったりする
物騒な時代のハナシなので、

「好きだからいいじゃん。一緒に住んじゃおうよ」

と簡単にはいかず。
ものすごい葛藤があるわけですよ。
お互いに妻も子供もいるわけですから。


さて。
BL界を引き合いにだしてみますと。
割とホモが容認された世界での話が多いキガス。
もちろん、ノンケに恋するゲイの片思いキュン的な
設定もありますが、概ね、ホモに寛大な世界で暮らす、
短期間の人間関係を描いた&書いた話が多いでしょうか。
20年もずっと、相手と向き合うBLモノは少ないか。
今ぱっと思い出せるのは、木原音瀬てんてぇの
「箱の中」「檻の外」
くらいか、な。

箱の中 (Holly Novels)/木原 音瀬

¥900
Amazon.co.jp

檻の外 (Holly Novels)/草間 さかえ

¥900
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あ、ちなみに、この二作品、読んだときはもう
胸が苦しくて切なくて。どーーーーーっぷり
木原ワールドに叩き落され、何度涙したかわかりません。
物理的に、本当に胸が苦しくなるの。
呼吸が難しいくらいに。
いっ・・・、いっ・・・、ってなりながら、がんばって呼吸。
きゅーん、なんて甘っちょろいもんじゃない。
まさに、心臓を鷲津カムなにかの手に翻弄されっぱなし。
大きなため息が、意図せず出てしまう。
苦しい、苦しくて仕方ない。
だけど続きが気になる。幸せを願わずにはいられない。

この二作品はほんと、キラキラネ申キラキラ 作品で。
萌え語るなんてだいそれたことができないくらい
特別なモノです。

コレ、どこかの誰かのセリフじゃないけど
BLと思わないで、世界中の人に読んで欲しい。

コレは特殊だからなぁ。

おぉおおっと、横道にそれますたが。


20年間の男同士の絆について、淡々と描かれており。

普段、漏れらがきゃいきゃい言うてる、BLってのは
いかに腐女子向けで、現実とかけ離れているのかが
よーくわかる映画ですた。


後で知ったんですが、コレ、なんと言っても、吹き替えで
観るべき作品です!!
声優ヲタなら必須ですね。

森川さん×東地さん

だーもーのーーーーーーーー!
夢の競演よ! これがBLCDならば!!
ぶっちゃけ、今作品はエロシーン短いです。
よもや、腐女子が悶えるような甘いキスもないし
ただただ突っ込んで腰振ってるだけ。
精神的な部分に重点をおいてますから当然っちゃ当然か。
あくまでもBLじゃなくてゲイ、ですから。


よって吹き替えも、帝王が無口なノンケ役(攻め)だったりするので
芸達者ぶりがもったいないくらい、無口ですが。
そこはそれ、激情を爆発させるシーンなんかは、普段の無口っぷりが
効いてくるわけですな。
魂の叫びなんだ。

映画の構成として、山から降りてから、家族がいる葛藤の中
お互いを忘れられずに愛し続けるってことなので、
なにがきっかけでノンケがゲイに突っ込むことになったのか、
ゲイはノンケのどこにひかれたのかがうっすらとしか
描かれてなく。
いくら山奥に二人きりだからって、必ずしもヤんねぇだろ。
ヤったとしても、その場限りだろ、普通は。
どんな精神的な強い絆が生まれたのかがわかりにくい。
原作にはちゃんとそこんとこ、描かれているんだろうか。

もう少し、好きになっていく過程を表現して欲しかったですね。
そんな、20年も好きでい続けるほどの、「なに」があったのか。
カラダ的に気持ちよかった、ってだけじゃないしね。
どうなんだろ、タブー感が性欲に直結してるのか。
禁忌をおかす、そのスリルとか。あり、だなソレ。
ダメって言われるとやってみたくなる、みたいなな。
アダムとイヴ的な。禁断の果実。



ちらっと調べたら、ノンケの攻め役の俳優さん、亡くなったそうで。
作品上は、逆に、ゲイの受け役が不審な死をとげるのですが。
(さらっとネタバレ)
その部分もなー、死因はあくまでも、想像の域を越えず。
ちょっともやもやとします。


ゲイの受け役は、両親にカミングアウトしていたようで。
だけど時代的に自らを恥じ、実家から早く出ていたようですし
死んでも、家族と同じ墓には入れないと思っていたんだけど、
両親はそんな彼をちゃんと受け入れていて、
お骨をちゃんとひきとってくれたところが救われた、かな。


お悔やみを言いに、あと、遺言である骨を思い出の山に撒いて欲しい
という希望をかなえるために、恋人の実家に出向く帝王。
彼の部屋で、あの日山でなくしたと思っていた自分のシャツが
彼のシャツに抱かれるように重なって保存されてることに気づき。
いかに自分が愛されていたかを、これでもかと思い知る。
そこはやっぱ、切なかったす。
そりゃ、抱きしめて泣くしかないもの。

彼の母親が、紙袋を渡すんです。
帝王が彼の形見であろうところのシャツをもって帰ろうとしたとき。
息子が愛していた男がまた、彼を今でも愛してくれていると
理解できたからでしょう。
親としては救われたんじゃないかしら。
ゲイである息子に、愛し愛された最愛の人がいたってことが。




あくまでも、ゲイ映画なので、美しい、かわうい美青年、
ってんじゃないんだけど、
一人の人間を愛し続けることの難しさと
素晴らしさを考えるきっかけにはなると思います。


あとね。
山の風景が素晴らしくて、癒されるお。
キャンピングカーくらい快適な設備つきで
キャンプしたらステキだろうなーーー。




ここまで書いてみて。
やっぱ、この作品はゲイ映画なので、
いつもの

☆.。.:*(萌´Д`萌).。.:*☆

な感想にならないのは当然だな、と思いました。
BLスキーな腐女子が、全員「イイ!」と評価するものでは
ないだろう。

だけども。


きっと、人間同士の愛の物語として捉えたら。
なにかしら心の琴線にひっかかるものがあるかもしれません。



ここまで読んでいただき、ありがとうございました!


ゲイと腐女子


親不孝なのはどっちかな・・・・・・・・・・。
┐( ̄ヘ ̄)┌

(笑)



箱の中、檻の外
読み返したくなりました。
から。
読み返します。