今回は少し前に訪れた成田山の記事をUPします。

 

二年前に北欧旅行に行った折、

同じツアーにいて色々お話させていただいたお母さまと娘さんがいらっしゃいました。

 

その娘さんの先輩が私の知人だった!

ということが、成田からの帰り道の電車で発覚( ゚Д゚)

 

で、その娘さんが成田山で巫女のアルバイトをされていたというお話を聞いていて、

一度参拝したかったお寺でした。

 

 

2016年4月4日

 

◇成田山新勝寺

成田山新勝寺は、真言宗智山派の大本山のひとつです。

 

総本山は 智積院(京都市東山区)。

大本山は 新勝寺のほかに、

川崎大師平間寺(川崎市) ・高尾山薬王院(八王子市)があります。

 

・・・智積院。

学生時代に私が住んでいた家のすぐそばだったのですが、

一度も中に参拝しに入ったことがないというorz

 

こんどお墓参りに行ったときに、寄ろう。

そうしよう。

 

弘法大師(空海)が開眼した不動明王が御本尊で、

不動尊信仰の総府といえる場所です。

 

朱雀天皇より平将門の乱平定の祈願の密勅を受けた寛朝大僧正により、

940年に開山されました。

 

 

今回も友人Kに付き合ってもらい、電車で成田山へ。

駅前はきれいに整備されていて、門前町もきれいなお店が立ち並んでいました。

 

なかでも・・・

富山で薬売りの勉強をしたおかげで

東洋的な商品を店頭に並べている「お薬屋」さんが気になって仕方がない(*´з`)

亀の甲羅とか、ヘビとか、熊とか、センブリとか。

 

さらに・・・

とにかくいい匂いを漂わせる「鰻屋」さんが数件。

店頭では実演でウナギを捌いていました。

これは、新矢さんが見たら喜ぶだろうなぁ。

 

駅からテクテク歩く事10分強。

「総門」に到着です。

 

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一礼して総門をくぐった先には、獅子。

写真をよーく見てもらったらわかると思いますが、

ごつごつした岩の上に獅子、

その周りに梵字や小さい獅子や他の動物たちがいっぱいです。

なんだかカワイイ(●´ω`●)

 

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進んで階段を上った先には、「仁王門」

1830(文政13)年に建立された八脚門で、国指定重要文化財です。

正面左に密迹金剛(みっしゃくこんごう)、

正面右に那羅延金剛(ならえんこんごう)が安置されており、

「朱振りに仁王尊」といわれ昔から信仰されているそうです。

 

裏仏として、仏心を起こさせる広目天(右側)、

人々に福徳を授ける多聞天(左側)が奉安されています。

 

中央の「魚がし」の文字が大きく目立つ大提灯は、魚河岸講の奉納によるもの。

正面の大額「成田山」の文字は東大寺別当道恕上人(どうじょしょうにん)の筆です。

 

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仁王門をくぐった先の小さな池には、みっちりと亀亀亀。

どの亀も甲羅干し中で、岩の上にひしめき合っていました。

「あれはなんちゃら亀、こっちはなんちゃら亀」

と動物好きの友人が解説してくれましたが、何がいたかもう忘れた!

 

ご年配の方にはきついだろう急な階段を登ると、

右手に「三重塔」、正面に「大本堂」があります。

 

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平日ということもあり、人出は少なく。

大本堂内へ上がって参拝してきました。

 

堂内には御本尊不動明王、矜伽羅童子(右)、制咤迦童子(左)、大曼荼羅などが奉安されています。

 

御護摩の火はたかれていない時間帯で残念でしたが、

やはり堂内へあがってゆっくり参拝できるといいですね。

しばらく自分と対話して。

お礼を伝えて、大本堂を出ます。

 

参拝を終えたので、境内の散策を開始。

 

大本堂の左手にある「釈迦堂」はかつての本堂で、

1858(安政5)年に建立された重要文化財です。

 

その釈迦堂前で花御堂潅仏(はなみどうかんぶつ)が行われていました。

 

「灌仏会(かんぶつえ)」は4月8日に行われる釈迦の生誕を祝う仏教行事です。

明治以降は「花祭り」の名で親しまれています。

 

春の花々で飾られた小さなお堂に、アマチャを煎じた「甘茶」を湛えた水盤がしつらえられ、

その中に置かれた誕生仏(釈迦が生まれた時の姿)に甘茶を注いで参拝します。

 

花御堂は、釈迦誕生の地ルンビニ園。

誕生仏は、生まれてすぐ七歩歩み「天上天下唯我独尊」と言ったとされる姿。

甘茶は、釈迦誕生を慶び天に九匹の龍が現れて甘露の雨を降り注いだ、という様子を模しています。

 

しっかり甘茶を注いできましたが、

うっかり写真は撮り忘れましたorz

 

続いて、大本堂の裏手にあるのは「光明堂」「開山堂」です。

 

▼開山堂

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▼光明堂

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光明堂は、1701(元禄14)年に建立された重要文化財で、

大日如来、愛染明王、不動明王が祀られています。

愛染明王が奉安されているため、ご利益が「恋愛成就」とうたわれていますが、

ここは釈迦堂の前の本堂でもありました。

 

参拝と御朱印を頂く折、堂内に上がらせていただきましたが、

その時光明堂にいらっしゃった僧侶の方にお伺いした話だと、

江戸時代まではここが本堂で、とっても小さなお寺だったそうです。

 

歌舞伎役者の市川團十郎が成田不動に帰依し成田屋の屋号を名乗り、

不動明王が登場する芝居を打ったこともあいまって、

成田不動は江戸庶民の信仰を集めました。

 

それ以来、どんどん大きくなったそうで。

 

もとは小さかったとはいえ、

源頼朝、水戸光圀、二宮尊徳、さらに幕末の土佐藩主 山内容堂も

参拝してたり、祈願してたりしたそうです。

さすが大本山。

 

▼光明堂の屋根

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さらに奥に進むと成田山公園や平和の大塔があります。

ちょうど桜の季節で、風で舞い散る桜と新緑が美しかったです。

 

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1時間半程、成田山を満喫。

 

帰り道は鰻の香りにつられて、鰻屋さんに入ってしまいました。

鰻は注文が入ってから焼くとのことで30分程待ちました。

が、美味でございました(*´▽`*)

 

成田山へお参りの際は、鰻もどうぞ~。

 

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大本山成田山新勝寺

住所:千葉県成田市成田1番地

HP:http://www.naritasan.or.jp/index.html

※HPにて御護摩の時間が公開されています。

見たい方は事前にチェックすることをオススメします。

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<おわり>