さて本日で月9ドラマ『ピブリア古書堂事件手帖』が最終回を迎えましたね。未読ながら元々原作自体に興味があったので第1回から毎週拝見してました。表紙の栞子さんとはギャップの激しい剛力彩芽さんが主演ってことで、ドラマが開始する前からネットでは叩かれていたことでも話題になった作品だけど、そのことは第1回でも触れてるので記事をペーストしよう。

第1回
http://blogs.yahoo.co.jp/ningenyajirobe/65997267.html

 
 貴重なことに原作愛読者の通りすがりのブロガーさんにコメントを頂いた。そして実は『ピブリア古書堂事件手帖』では『ユートピア』ー最後の世界大戦ーを取り上げていたことが藤子ファン的に注目していたんだけど、ドラマでも取り上げていたので当ブログでもレビュー記事を書いたね。ペーストしよう。

http://blogs.yahoo.co.jp/ningenyajirobe/66125654.html


 さて1クール視聴して感じたことはと言うと、キャストは別として何だかんだで実写向きの作品だとは感じた。原作の設定通り鎌倉で収録出来る訳だし、ドラマの視聴率低迷期という冬の時代が到来してますが、何だかんだで月9は他のドラマより予算を出せると思うので、資料提供状況にも恵まれてると思うのね。

 なまじ僕が『アイリス・ゼロ』の大ファンのせいか、『アイリス・ゼロ』と共通するタイプの「殺人事件の起こらないミステリーもの」として安心して楽しめたのも事実。殺人事件が起きないことに安心させられると同時に、だからこそ主人公の推理洞察力がキーとなる。古本の知識も含めて古本屋の店主という設定も推理洞察力が生かされるという意味ではマニアックな題材を扱ってるようでいて、だからこそ一般の人も関心を示してしまう。或る意味でトリビアに通じるものを感じるね。

 そういう意味では原作を愛読したくなった作品では或るし、ほとんどの人は原作派だと思うけど、実は俺個人の不安も原作の方に抱いてたりする。というのも原作が三上延さんという人なのだけど、栞子はドラマ版の設定も含めて華奢な体格ながら服の上からでも解る巨乳キャラとのことで、どうしても原作者の理想の女性をそのままヒロインとして描いてる気がしてならないってことだったりする。別に僕自身は萌え否定論者では無いし、寧ろ自分が面白いと感じればハマる人だけど、理想を押し付けることへの嫌悪感による偏見が無いと言えば嘘になるからね。

 そして原作では妹という設定らしかったけど、弟に変更したことは意味があったのだろうか?出番自体も少なかったしメリット無かったと思うんだけどね。