5月19日(木) ミッドタウンのスタジオにて、とある大掛かりなレコーディングプロジェクト

大御所のおふたり、増尾好秋氏(ギター、写真左)とルー・ソロフ氏(トランペット、写真右)の会話をきいているだけで、なんとも勉強になる
増尾さん主導のプロジェクトであらゆるミュージシャンが出入りするなか
ルー氏は16小節のソロの吹き込みに立ち寄っただけなのだけど
簡単なコード進行の上でソロをふくだけなのですぐに演奏できるといえばできるし
時間もおしているから、すぐにスタジオで吹いてもらおうとする周囲
それをいったんとめて、まずは楽曲全体をきかせてくれ、と、
そしてソロの構成を考えて、数種類の音色をトライして、吹き込みまでの頭脳プレーが入念
そしてレコーディングそのものも、ベテランならではの集中力と手際のよさとアイデア満載

すごいな、と思うと同時に、
私は自分のこのプロジェクトへのアプローチの稚拙さをつくづく思い知らされ、
まだまだ先はながいなあと痛感
音楽に対する姿勢も、人間の厚みも、格段に違う
深尾多恵子音楽史に刻まれるレッスンをばしっと受けたような夜でした
ニューヨークよ今日もありがとうの巻

NYジャズ・R&Bシンガー深尾多恵子



この土曜の夜はユニオンスクエアのBlue Water Grill で歌っています。
そして日曜はいよいよジャパンデー。なんと、着物衣装にて登場予定。
お楽しみに!

ジャズシンガー
深尾多恵子