春の微風 | The world of imagination

春の微風

ウチの会社は、ほとんど暦どおりで、長期休暇は各人が自由にとります。なので公式出社も昨日までありまた。部の中には常に複数の開発プロジェクトがあって、開発中のチームは深夜残業/土日出勤当たり前で、年末年始も、そういうチームだけが、最後まで、残ります。


昨日夕方、先週の大きな会議の議事録を年末の挨拶を添えて全国の関係事業所に配信して、漸く出社は終りました。
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月曜日に自分へのご褒美にと、街のステーキ屋にて。今年、たった一回の、グラン・クリュ。ジャック・カシューのエシュゾー。しかし霜降りを450gは食いすぎであった。それにしてもこの人口10万人の町に、この店はグレードが非常に素晴らしい。


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最終日、落ち着いてきたので(完全に全ての部下のオペレーションが終りきるのを見届けていました)、帰って、転職前の会社の今年の状況をググッてみた。僕が仕事で忙しかった間に、悲惨なことになっていた。


この部門は、僕が転職して4年後に分社化されたのですが、今年頭に、大規模な配置転換と、外資とのJVでは会社更生法適用になっていました。その後、いろいろネットで情報を見ると・・・

岩手の事業所:700人くらいがこの年の瀬に離職。

福島の事業所:やはり600人くらいが離職。

福島のJV:ここも500人くらい離職。

どれも、事業所半減。実質、これは閉鎖への前段階にしか見えない。ひとつのライン建てるのに1000億円かかる業界なので、人もある一定量必ず要る。その限界を超えている。


というか、そもそも、僕が転職前ずっとお世話になってきた人たちが、そういう運命に巻き込まれているというのが・・・。思い気持ちになると同時に、脱出した僕は、自分の進む道は間違ってなかったと、感じることでも、あるのでした・・・。今も先端を突っ走れているしね。複雑です。


まあ、そんなこんなで、色々疲れたけど、まあ乗り越えたよな、心地よい疲れだ、ま、お休み中は、会社の緊急問い合わせを受けながら、日干しぞーきんのように枯れていよう・・・、と思って、風呂に入って落ち着いた。


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が。



人間のせいめいの力は、やはり、こころによって成立しているものだと、その後で思った。


夜の中で、こころ落ち着くことがあった。


すると、


ふしぎなことがおこった。


ずっともうないだろうと思っていた、ハートがざわめくのを、知った。すると、私は感ずるのだ、「あれ?今ぼくは、ちょと、幸せかな?」


そしてかんずる、今は冬だけれども、いまあたかも、ハートは、あたたかな春の最初の微風に包まれているかのような、


前に向かって、歩んでいけるという、気持ちを。まだ僕は活き活きとしていてもよいのかも、しれない、と。







日干しだって、鯵の一夜干しは、燃え上がれば、いい味を出すものだし!