こんにちは、えこぴよです。


 先日の記事で、使い捨てカイロと衣類圧縮袋を用いた、白米の無酸素パックのお話を書きましたが、少しだけ後日談…というか、びっくりすることになっていました。百聞は一見にしかず、とりあえず画像をご覧ください。


米の保存6


「↑ 衣類圧縮袋に白米とカイロを入れて、密封した直後の写真」



白米の無酸素パック


「↑ 衣類圧縮袋に白米とカイロを入れて、密封し、1週間後の写真」



おわかりいただけたでしょうか?カイロを入れた直後には、完全に中の空気を抜くことができず、若干周囲にゆとりがあったのですが、今日様子を見るために取り出してみたところ、びっくりするくらい、完全に真空パックになっておりました。


 カイロを入れた理由は前回も説明しましたが、袋の中の酸素を消費させて、白米の酸化を防ぐためです。が、まさか空気をすべて消費し尽くして、真空パック状態になるとは思っていませんでした。


 使い捨てカイロの原理を簡単に説明すると、カイロの中に詰まっている鉄の粉と、空気中の酸素が結合し、その化学反応が生じる際の熱を暖かさとして感じるようになっています。簡単に言うと、カイロの中には鉄が詰まっていて、封を切るとそれが空気に触れてさび始めるのです。自然にさびるときは反応がゆっくりなため、暖かいと感じることはありませんが、カイロの場合はものすごい勢いで急激にさびていくため、熱を発するのです。


 が、あまり化学に詳しくない私が一つ感じた疑問は、衣類圧縮袋の中には空気が詰まっていた、しかし空気の中に占める酸素の割合は2割強、残りは窒素である。酸素がカイロの中にある鉄と結合したのはわかるが、窒素はどこに行ったのか?なぜ真空パック状態になったのか?カイロが窒素も吸ったのか?という疑問です。


 …結果としてはすばらしい保存状態になった(と思う)ので、まぁよしとしますが、その課程が理解不能で…うーん、調べてみます。



以上