2010秋季高校野球 東海地区大会出場校12校の横顔 | ヴェラチャイのブログ

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2010秋季高校野球 東海地区大会出場校12校の横顔



☆出場校(各県3校合計12校出場)



三重県:三重、松阪、菰野


秋将軍、そんな言葉が連想させられるほど三重の秋季大会の戦いぶりには安定したものがある。いなべ総合、宇治山田商の2強が敗れる中、強さ今年も健在。旧チームから4番を打つ道貝真之はパンチ力があり、5番を打つ地主和真、俊足好打のアベレージ・ヒッター地主和真を擁する自慢の攻撃陣は準決勝で大会屈指の好投手・菰野の方田健斗を打ち崩した。投手陣は、小川、川森、三浦の中で1年生の三浦浩太郎が伸びのあるストレートとスライダーを投げ好投。




松阪は県内屈指の名将・松葉監督が指揮を執る。背番号9の1年生左腕・竹内諒竹内、気持ちの入ったピッチングの中川幸二の継投で三重県大会1回戦で東海地区屈指のサウスポー・中川誠也擁する伊勢工に、準決勝の白子戦も同じく延長11回勝利と非常に粘り強いチームだ。



県3位の菰野はエースの方田健斗の投打に注目が集まる。181cm,78kgの理想的な身体から投げおろすストレートはmax138kmもまだまだ伸びそう。投球同様バッティングも光った。準決勝の三重戦では目が覚めるような当たりのホームランをレフトスタンドへ放り込んだ。



岐阜県:大垣日大、岐阜第一、中京


今春の選抜甲子園ベスト4の大垣日大は葛西侑也、時本亮と言った旧チームからのバッテリーが残った。全国屈指の左腕・葛西の抜群の制球力と時本のクレーバーなリードで目指すは2年連続秋季東海大会優勝だ。打線も機動力に加え、高田直宏、後藤健太等の中軸に力強さを増した。



伸び伸び野球の岐阜第一はサウスポー・坂田圭扶は驚くほどのスピードボールはないものの打ち気を外す投球術を身に付けている。打者では野球センスの高さが評判の番場駿、パワーヒッターの日比野泰志がチームを引っ張る。



名門・中京は185cm,82kgの大型右腕・宮地翔太がマウンドに君臨する。ボール的にも素材的にも魅力があり、後は秋季東海大会で実戦向けの投球がいかに出来るか楽しみだ、、、



愛知県:愛工大名電、享栄、豊田西


2007年の夏以来甲子園出場から遠ざかっている名門・愛工大名電の新チームは投打に頼もしい。ピッチャーでは182cm,87kgの1年生の大型サウスポー・浜田達郎がmax137kmのストレートにパームボールを交えながら凡打の山を築く。バッターでは現時点で高校通算本塁打26本の1番打者の村山賢輔、3番の田中彪は21本塁打を打ち50メートル6秒を切る俊足だ。冨沢一晃、1年生でセカンドを守る佐藤大将の二遊間の堅実な守備を誇る等、タレントが揃った。総合力でも全国屈指のレベルだけに先ずは本番の秋季東海大会に万全の態勢で臨みたい。



今秋県準優勝の享栄は自慢の攻撃力で3回戦の優勝候補決戦では中京大中京に打ち勝った。4番を打つ神鳥は藤王2世の呼び声高い程だ、、、エースの左腕・杉本もmax142kmの勢いのあるストレートにスライダーを投げ分ける。愛工大名電に負けないだけの大型チームと言っても過言ではなさそう。



県3位の豊田西はあの松坂大輔擁し春夏連覇を成し遂げた年の春の選抜で2勝を挙げたチーム以来の甲子園を狙う。今チームは右横手から小気味良い投球が持ち味の中川、3番ショート小澤と投打の軸を据え上位進出を伺う。



静岡県:静清、磐田東、静岡


今春までは投げてみないと解らないとまで言われていた東海地区屈指の本格派右腕・静清の野村亮介が今秋安定感を増した。187cmの長身から140km前後のストレートと精度が高いフォークボールをテンポよく投げ込み秋季東海地区大会出場がかかった準決勝の韮山戦では延長13回を完封と頼れるエースがは打線でも中軸4番を打つ。また、1年生のmax138km右腕・望月建吾も安定した投球が光る。



静清同様今秋の静岡県代表校はいずれも好投手を擁する。準優勝の磐田東のエース・サウスポーの永田大貴の好投が光った。抜群の制球力に加え、ストレート、カーブ、スライダーの腕の振りが同じでここ一番で三振が取れるのが強み。東海地区大会ではダークス・ホース的存在だ、、、



静岡は攻守にバランスが良い。マウンドへ登るのは静清の野村と同じく下級生の時から注目されていた本格派右腕・岩崎翔。小川拓真、高階隼の打撃陣にも力がある。