先日来、我が家にネズミが出ておりまして、

夜中もがさがさ音がして気になるし、
なんかかじられた痕があるし、

まあすごいストレスが溜まっておりました。


で、これは一発ガツっと駆除せなあかんと思って、
まずはハッカの香りのするネズミ忌避剤を購入。

ネズミの通り道に撒いてみたのですが、
なにせ香りが強烈で、
その上ネズミ自体はまだ全然がさがさしておる。
挑発的にも、俺の部屋に糞を残していく始末。
これはいかん。


だもんで、ネズミホイホイのような粘着質のものを購入し、
部屋中に5カ所ばかり設置しました。

しかし、都会に生きるネズミは頭が良いようで、
毒餌を食っても死なないまでに進化を続けてきた
いわゆる「スーパーラット」と呼ばれるタイプのクマネズミなわけです。
そんなやつが、ホイホイにホイホイとひっかかるとは思えません。


最終的には、通り道と壁裏に念入りにハッカの忌避剤を撒き、
壁裏と部屋の行き来が出来そうな穴をすべて金ダワシで塞ぎ、
ホイホイの設置箇所を再度見直し、

待つこと一週間。



今日、一匹のネズミさんが捕獲されているのを発見した。



子供だったのだろうか、あまり体躯は大きくなく、
苦しそうな表情で息絶えていました。

ここに、ボクとネズミの七日間戦争は終焉を迎えたわけであります。




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以前、飲みの席で、とあるアーティストさんと、
動物愛護について語り合ったことがあります。

欧米では、日本のように、24時間蛍光灯にさらされたケージの中に陳列されるような、
利益第一なペットショップなんて無いんだよ、
犬を飼いたかったら、一年前からブリーダーに予約をしてね、みたいな、
日本人のペットに対する倫理観は未熟だという内容でした。

ふーんなるほどそうだなと思いましたけどね。

欧米の人の成り立ちとしてはやはりキリスト教文化なので、
絶対神がいて、そいつに一番近いとされる人間様がいて、他の獣がいるわけじゃん。
そっちの倫理観ではほんとに動物と人間を切り離して考える傾向にあると思うのね。

それって広義には、人間にとって有益なものと有害なものを、きっぱり分けて考える、
っていう思考でしょう。

だから、人間に有益なペットに対する倫理観は成熟しているのかなーと。


僕ら日本人は、表面的な部分だけ、要は人間の繁栄が第一だわーいという部分だけを
巧みにフィーチャーして発展してきたのでしょうけども、
その思考の裏の宗教観というか倫理観の裏付けが出来てない気がして、
なんというか、うすっぺらい気がして、
いやこれは完全に主観ですが、
なんかかっこわるいんじゃねーかと思ったりします。


まーいちばんかっこわるいのは、
全部二元論の対立構図で捉えようとしてしまうことな気もします。
わからん。


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今、僕がなんとなく思ってるのは、以下の通り。

他の生命を犠牲にしてまで自らの利益を守りたい、というのが、
果てしなくエゴイスティックだということ。

それが生物の本質なのだろうということ。

ネズミと僕の、やるかやられるかの決闘で、
弱肉強食の生物の営みとして当然だということ。

クソ政治家と電力会社は俺がガンになったら金払えよってこと。

久しぶりにブログ書いたなーってこと。






今日も、矛盾だらけで、なんとか生きていきたいです。$坪光成樹の蟹味噌通信