本日のテーマは、インドネシアの物価(その1;飲み物編)です。


このところ、アメリカの大手証券会社が日本の国家予算並の負債を抱えて倒産したりして、為替の変動が激しいのですが、以下に紹介するルピアの数字は、90で割った値が円換算とお考えください。


インドネシアの物価の面白さは、日本に比べてピンキリの格差が激しいところにあります。あと、簡単な法則ですが、日本など先進国からの輸入品は非常に高く、地場の材料でできるものは非常に安いです。


最初にご紹介するのはペットボトル飲料ですが、緑茶が要注意です。中国から東南アジアでは、緑茶のペットボトルはほとんど中国産の甘~いお茶です。これは500cc入りで2,500ルピアからありますが、宇治金時が融けた水の味! 食事には合わないと思います。


日本食品を扱うスーパーなら、「おーいお茶」「生茶」「伊右衛門」などの2リットルボトルが売っていますが、なんと1本50,000ルピア以上します。550円以上するペットのお茶、買い物に行ってもなかなか手が出ませんね。私はティーバッグのお茶で済ませてしまいます。冷たいお茶は贅沢品なのですよ、こちらでは。


ポカリ・スウェットやコカコーラなどは、こちらでライセンス生産しているので、それぞれ500ccペットボトル、330cc缶が5,000ルピア前後と、日本よりずっと安いです。イスラム教徒が9割を占めるこの国ですが、国教ではないのでビールは生産していて、トップ・ブランド「ビンタン(=星)」の330cc缶が8,000ルピアです。日本でも通販で売られているんですね。330ccの1ビンが320円でした。





日本酒や焼酎、ワインとなると全部輸入になり、ビンものは輸送コスト毀損リスクがあるので高いです。こちらの居酒屋に行って、ビールだけで済ませるのと、日本酒・焼酎も飲むのでは、お勘定がけっこう違ってきます。


あと、日本と違って水道水は飲めば無事には済まないので、飲料水用に、山間部で採水した水を「ミネラル・ウォーター」と称して売っています。家庭で使う20リットルボトルが容器代を除いて1本10,000ルピアです。ペットボトル入りは、500ccクラスが1,500ルピア、1.5リットルのが2,500ルピアくらいです。


最近の新聞記事で、「『飲料水の水源の半分は、大腸菌に汚染されている』と保健省が発表」なんてのがあって叫びなんですが、どこの会社の水源が安全なのか、発表しないのですよ、この国は…ヽ(;´Д`)ノ。トップ・ブランドの「AQUA」は、シンガポールのスーパーでも売られていたので大丈夫と信じつつ…。


次回は(その2;食べ物編)を書きたいと思います。