仏果を得ず 三浦しをん(著)
最近の自らの活字離れを反省し、前から気になってた本を図書館で借りてきました♪
これがもーーーっ!超ヒットです
文楽(人形劇…と言っていいのかな?)を題材にした物語です。
文楽は、大夫(語り)と三味線と人形遣いで舞台を構成しています。
主人公は、若手大夫の健(たける)。
彼が、「実力はあるが変人」の三味線・兎一郎と組むところから物語が始まります。
文楽って見たことないし、楽しめるかなーと思っていたのですが、全然問題無かったです
思わず声を出して笑っちゃうところもあって、気軽にサクサク読めました。
文楽の物語と、現実の世界・健の思いが上手いことリンクしてますし!
そして、この本はとにかく、登場人物がみんな魅力的なんですよー!
基本的にみんないいひとです。悪い人出てきません。
ドロドロした人間関係とか、壮絶な人間ドラマとか、読むとドッと疲れるので…
こういう愛すべきキャラクターがいっぱい出てくる本は嬉しいです♪
中でも特に!兎一郎がたまら~ん!な感じでした!
やばい好きすぎるこのひと!!
クールで芸に厳しくて、一匹狼なのに、プリンが大好物て!
兎一郎に「馬鹿か、きみは。」って言われたいわぁ(爆
本を読んでると、時々、登場人物にイメージの合う俳優さんが浮かぶことがあるんですが、
兎一郎は加藤虎之介さんできまり!でした
(NHKの朝ドラ・ちりとてちんで四草役だった方です)
やー、ちょっともう一回読み返したいかんじです!
単行本出てるのかな??探してみよう