都民ファースト圧勝、自民党惨敗へ
国政に大きな影響も
都民ファースト 48~49~50議席
公明党 22~23~23議席
無所属(都F系) 4~7~7議席
自民党 19~25~31議席
共産党 11~14~17議席
民進党 4~4~9議席
ネット 1~3~3議席
日本維新の会 0~2~2議席
東京五輪に築地市場移転問題など、東京都には解決しなきゃいけない問題。争点とすべきことは多数あったが、安倍首相を巡る加計問題、森友問題。さらに自民党議員の各種スキャンダルで、自民党がオウンゴールを選挙期間中も決め続けている。
都民ファースト、公明党、都民ファースト系無所属を合計すると都議会の過半数を握るのは確実な情勢だ。
一方、ただでさえ都民ファースト有利で、創価学会の支援も受けられない、自民党にとって逆風の都議選だったのに大逆風以上になっている。
複数人区で自民党も複数人の候補を出した所では全員討ち死や、最後の議席を自民党候補者同士で争っているところもある。
都民ファーストは自民の敵失に乗じて大きく伸ばし全員当選も視野に捕らえた。支援している無所属議員も順調に支持を広げている。今後国政進出を視野に入れるか小池知事の決断に注目が集まりそうだ。
公明党は支持をしっかりと固めて全員当選がほぼ見えた。一方で自民党との国政での連立、都政での対立という構図がはっきりしたことで、今後どちらに舵を切るか選択を迫られそうだ。
自民党は2人区以外で大きく苦戦を強いられている。都議会第2党は何とか死守できそうだが、それすら絶対大丈夫とは到底言い切れない。いずれにしても2009年に民主党旋風の中で獲得した38議席すらも割り込み、国政に大きな衝撃を与えそうだ。
共産党は前回の議席からは減らしたが、複数人区でしっかり票を固めて最小限の被害で堪えた。但し、無党派の受け皿として都民ファーストが選ばれた事は今後の共産党の戦略を悩ませそうだ。
民進党は無党派層からの支持回復には至っておらず、無党派層の票を都民Fに持って行かれた形だ。真剣に党としてどういう道を選ぶか決めるべきと思う。
ネットは厳しい選挙戦だったが、自民のオウンゴールに救われた。
維新は現有議席数維持が見えてるが、当選の可能性が高い選挙区でも最下位当選予想のところもあり、余談を許さない。
あくまでも予想であるため、複数人区を中心に最後の1、2議席を都民F、自民、民進、共産、ネット、維新、無所属(都民F系)で争っている選挙区も10選挙区以上ある。