思考の枠組みを変えるコーチング | 社員と顧客と経営者の幸福

思考の枠組みを変えるコーチング

こんにちは 心のソムリエ 橋本文隆です。

コーチングには、成果を支援する側面と、成長を支援する側面があるとお話しました。

成果を実現する場合でも、成長を促す場合でも、どちらにも効果的なのが「思考の枠組みを変える」コーチングです。



「売上が上がらない。どうすればいいか分からない」
という
クライアントの場合、「売上を上げることができない」という
思考に閉じ込められています。

売上をあげる方法はいくつでもあるはずですが、「何か」が邪魔することによって、それを考えられないようになっているわけです。

その邪魔しているものを取り除き、「できない」という思考から
「できる(かも)」という思考に変化させるわけです。


この思考の枠組みを変える方法も、山のようにたくさんあります。


代表的なのは
「もし何の制約もないとしたら、どうしますか?」
というような質問です。

「何か」が邪魔をして「できない」思考になっているわけですから、一切の制約を外して考えようという提案です。

この質問は論理的には真っ当ですが、これだけで制約を外して考えられる人は少ないです。


そこで、催眠を使ったり、相手をトランスに入れたり、
体を使うワークをさせるなどの方法で、制約になっている
思考を取り除くこともあります。

ただ、これは一般のビジネスマンには難しいでしょう。


通常のビジネス・コミュニケーションでやりやすいのは、
思考の制約になっていることを見つけ出し、その制約が
なければどうするのか考える方法です。

例えば、
「お金が無いから、何もできないんだ」と思っているのであれば、

「もし銀行がいくらでもお金を貸してくれるとしたら、
いくら借りてどう使いますか?」


などと質問します。


これにより制約になっていることを外して思考します。

このような出来ない理由を外してみると、真の原因は
そこにはないということがよくあります。

そして、お金がなくても出来ることがあると気づいたり、
逆に、お金を借りる方法を見つけ出したりします。


「思考を止めているものを外す」
これはコーチングのとても基本的な方法です。