価値観を共有するマネジメント | 社員と顧客と経営者の幸福

価値観を共有するマネジメント

こんにちは 心のソムリエ 橋本文隆です。

前回、価値観を共有するための3つのポイントを紹介しましたが、もう少し詳しく解説します。

3つのポイント
1.トップやリーダーが、想い・価値観・ビジョンを明確にする。

2.人はそれぞれ固有の価値観や考えを持っていることを
理解する。

3.違いがあることを前提に対話し、お互いにプラスになる
共有点を見つける。



1.トップやリーダーが、想い・価値観・ビジョンを明確にする。
コーチングを学んだ人のなかには、すぐに「あなたはどう思うのですか?」と質問する人がいます。

質問はコーチングの重要な技術ですが、「リーダーなら、人に聞く前に自分の考えを言えよ」と思ってしまいます。

外部コーチは組織外の人間ですから、自分の価値観を言う必要はありません。
だから「あなたはどうお考えですか?」とダイレクトに聞きます。

それをそのまま組織内の人間がやると変です。

ビジョンを示すことはトップの重要な役割です。

2.人はそれぞれ固有の価値観や考えを持っていることを
  理解する。

トップがビジョンや価値観を示すのは必要なのですが、
それを押しつける人がいます。

それでは継続的に力を発揮するマネジメントになりません。

経営者は会社の利益を上げることを最重要課題にするかもしれませんが、社員は確実に休みが取れることを重要視するかもしれません。

他人は自分とは違うことを知らない人に、
良いマネジメントはできません。

3.違いがあることを前提に対話し、お互いにプラスになる
  共有点を見つける。

違いを認めた上で対話することが必須です。
共有点を見つけるのは、妥協することではありません。

組織のパフォーマンスが上がり、同時に個人の意欲や喜びが
高まる道を構築することが必要です。

これは時間がかかります。
しかしここから逃げると、良いマネジメントはできません。

コーチングを真に理解していると、このお互いがプラスになる対話がとても楽になります。


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