こんばんは!本日は東京拠点の宇城がお送り致します。


今回のタイトルにもさせていただいたのですが、
最近は「経営者として大切にしていること」の話に
触れることが多くなりました。


きっかけは、ある経営者の方があと2年で引退する事を決め、
後継者教育の仕上げ段階をお手伝いさせていただくことになったのです。

その中で、ある質問をさせていただきました。


「経営者人生を振り返って、様々な経験をして来られたと思います。
 それらの経験を通して、これだけは後継者に伝えたいんだ!
 そう思う“想い”や“価値観”があれば教えてください。」


すると、その経営者の方は、


「決して“くじけない心”です。
 私自身もそうでしたが、経営者なんて辛いことだらけです。
 会社を畳もうかと思ったことも何度もあります。
 それでも、私の経営者としての功績は“くじけなかったこと”だけです。

 私自身に特別な力があったわけではありません。
 ただ、どんな状況にも心がくじけなかった、それだけです。

 世の中は流れていますので、良いときも悪いときもあります。
 良いときは誰でも調子が良いのですが、ポイントは悪いとき。
 ここで心がくじけてしまったら先はありません。
 くじけずに、やり続ける。そうすると必ず事態は好転するものです。

 私自身がそうでした。
 正直、経営者としての苦労を考えると継がすことにも躊躇します。
 それでも、くじけなければ道は開けるんだ!それだけは伝えたいです。」


そうお答えいただきました。
これは何度も苦境を乗り越えてきたからこその教訓だな~と感じました。


それ以来、私の中で、それぞれの経営者の方が、
これだけは大切だ!と思えるポイントは何だろうとアンテナが立ち始めました。

ちなみに先週、グループの経営者の小西に同じ質問をすると、


「俺は“厳しさ”や!絶対に甘やかさへん!」




そう言っておりました。


たぶん、ここには正解はないのだと思います。
それぞれの経営者には、その人しか経験してこなかった事がある。
経験が違えば価値観は違う。それが企業の文化に大きく影響します。


それぞれの企業には、その会社にしかない歴史がある。
だから、その会社にしかない良さがある。
ここをもっともっと広げていきたい。そう思う、今日この頃です。


明日は浜川がお送りします!