インド先住民アート・ピトラ画に逢いに。。。完結編★おまけビックリ画像付き! | FreeFlowLife

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~なんちゃって薬剤師が行く世界放浪の旅~


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たどり着いた場所は、町というより村と呼ぶにふさわしい場所だった。
見渡すと乾いた土地の中に民家がいくつか見えた。

















手当たり次第に聞いてみるか。。。



そう覚悟を決めた僕の横でドライバーが商店の主人らしき男と何かを話し始めた。
ピトラ画のある場所を聞いてくれているようだった!!












やがて、店の主人は一件の民家を指さし、案内してくれた。
ドライバーも、当然僕もそれに同行した。























こ、これはひょっとして....。


胸が高鳴る。。。



























果たして僕はピトラ画に出逢うことができるのだろうか??








入口をくぐると1つの大きな部屋が広がっていた。







そして、そこで僕は未知との遭遇を果したのだった。







薄暗い部屋の壁にピトラ画は描かれていた。










それは、僕の想像とは大分異なるものだった。。。




























馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬……



ウマウマウマウマウマウマウマウマウマ……





こんなにいるの~!?





僕は勝手に馬が2頭くらい描かれているのかと思っていたけど、数え切れないほどの馬の姿があった!!


家の人たちに見られながらも、写真を撮らせていただく。。。
強い視線を感じて、非常に撮りづらい…。


































しかし、何者とも分からない変な奴が突然押しかけてきては、
他人の家にあがりこんで、写真を撮っているのだから家族の人たちも驚いたことだろう。笑











































ウマだけではなく、象や人々も描かれていた。
色遣いもカラフルで素敵だな~^^
しかし、インドのアディバシ(※)の嫁さんはみんなこんなにも絵が上手なのだろうか??




















バックパックをおろすこともなく撮り続ける。
近くでよく見ると結構細かく描かれている。





















奥にはキッチンらしき部屋が見えた。
家は1K?




家の中にいた人たちに「ファミリー?」って聞いたら、リキシャのドライバーにはその単語が通じたのか、
通訳してくれて、「そうだ。」って言ってた。

けど、てっきりこの家に案内してくれたご主人が旦那さんなのかと思って、
そのご主人と家の奥さんに向かって、人差し指と人差し指を絡めて「マリッジ??」って聞いたら今度は「違う。」って言ってた。


ご主人のいない隙に上がり込んでしまったと思うと、なんだか余計に申し訳なくなってしまった…。笑









壁には日付が!!
2013年1月15日。

ってことは結婚10周年みたい!!

おめでと~^^


















奥さんと一緒にピトラ画をパシャリ。

これだけの大作、一体どれくらいの期間をかけて仕上げたのだろうか...??




















ついでに僕も撮ってもらった^^

もっと身軽できたかったけど、結局全ての荷物を抱えてここまでやってきてしまった。


Nさん、やりましたよ~!!ピトラ画みつけだしましたよ~!!

Nさんはどのお宅のピトラ画をみたのだろ~か??














お邪魔しました~^^





というわけで、目的達成!!















リキシャの近くへと戻る。

















このまま帰るのもちょっと名残惜しいので、
欲張ってもう一軒みたいってジェスチャーしたら、何やら雑木林の方へと連れていかれた。。。



















そこには馬や象の焼き物?が….。





















一体なんだんだろうか...??
これも魔除け??それとも、ひょっとしたらお墓で、お供え物???
謎は深まる...。

通訳でも連れてきていたら、色々と教えてもらえるのだけれど....。










































さて、そろそろ戻ろうかな。
オートリキシャは片道でお願いしていたけど、ドライバーは僕を待っていて乗せる気満々。
まぁ、彼のおかげで事がスムーズに運んだので、帰りも乗せていただくことに。





そこで、すれ違う車にちょっとビックリ!!??


















おいおい、乗せ過ぎだろ~。笑



さすがインド。笑





















こっちにも。。。






















こっちでも...。
ドライバー、前見えてんのかな??w


さすがにこれだけ人が乗っている車は都市部ではみなかったな~。











14時半。バス停着。










よかった。これで15時のアフマダバード行きに乗れる!!




















ツーリストが珍しいのか視線が集まります。
でも、ここでは客引きがくるわけでもなく、ただ見られるだけ。























バススタンド内で食事。

















15ルピーの麺。
なんていう食べ物だったかな??忘れてしまった。























チャイはグジャラート式!!


上の上の写真ちょこっと写ってるけど、
カップではなく受け皿ですすって飲むのが、この土地のスタイル。
まぁ、僕は無視してカップで飲んでいたけど。。。


濃くてスパイスの味がしてうまい^^

















一番乗りで乗車。


いや~、ピトラ画見れてよかった!!!
ちょっと、あまりにも順調にことが運びすぎだったかな?笑
けど、、、


“確認の旅”ではなく“発見の旅”


行き方のヒントだけで、事前に一切の映像(画像、ネット)情報を仕入れることなく旅したことが新鮮で面白かった!!!
宝探しのような感覚で出会ったピトラ画は想像を超えて大きく、芸術性の高いものであると思った。
事前にネットで見てたら、感じ方も全く違うだろうし、もしかしたら見に行こうとすらしていなかったかもしれない。
数十年前の旅人はこれが当たり前だったんだな~と思うと、感心する一方、
旅のスタイルの変化、近代化(インターネットの出現)について改めて考えさせられる。。。




果たしてこれは進化と呼べるのだろうか...??





















こうして、次の目的地インド最西端、少数民族の暮らすカッチ地方を目指して、長い移動が再び始まったのだった。



つづく。。。



《補足》
※Adivasi/アーディヴァーシーは
「アーディ(始め、初めの)」と「ヴァーシー(住む人、住民)」から成る言葉で、「先住民」という意味になるそうだ。インドには「アーディヴァーシー」と呼ばれる人々が飛び地のような形で各地に居住しており、彼らはドラヴィダ系民族やインド・アーリア系民族がインド亜大陸に来る前から住んでいたと考えられている。これらの人々の多くは、行政側から「指定トライブ(指定部族)」と呼ばれているカテゴリーに属しており、農村部や山間部に居住している。
生活は貧しいが、独自の言語や文化を持ち、独特の芸術活動が注目されて、絵画やパフォーミング・アート等の芸術家として知られる人々も出てきているそうだ。


※ピトラ画

これについてはネット上を検索しても全然情報がヒットしない...。
ひとつ言えるのは、この地域(民族)において、馬は神の乗り物として崇拝されているということだ。
もっと詳しく知りたい方はこちらを!
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わけいっても、わけいっても、インド/旅行人




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