新日本石油は16日、植物原料を使ったバイオエタノールを含むハイオクガソリンの販売を

6月1日から始めると発表しました。

まずレギュラーのバイオガソリンを取り扱う首都圏などの給油所約1000箇所で開始。

8月以降はバイオガソリン未対応だった西日本にもレギュラー、ハイオク双方を出荷。

2010年度末にバイオガソリンを扱う給油所を2000と、系列全体の2割強に増やします。


バイオハイオクガソリンは「ENEOSヴィーゴ(バイオ)」の名称で販売します。

レギュラーガソリンと同様に、バイオエタノールと石油系ガスを合成したガソリン原料の

バイオETBEをガソリンに配合。ETBEを1%強含むようにします。

価格や品質は従来のガソリンと同程度。


新日石は昨年6月から首都圏などでバイオレギュラーガソリンの販売を開始。

当初はバイオETBEを輸入していたが、今年1月にグループの根岸製油所(横浜市)でも

バイオETBEを製造できるようにしました。

7月に大分製油所(大分市)、今秋には大阪製油所(大阪府高石市)、水島製油所(岡山県倉敷市)

にも配合用の装置を整える予定。

西日本でもレギュラー、ハイオク双方のバイオガソリンを出荷する体制を整えます。


(記事参考:日経産業新聞 4/19)