今日、文園社さんから

バレリーナへの道第91号が送られてきました。

私のヴァルナ国際バレエコンクールの

審査員レポートが掲載されております。

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日本人の参加者は、本当にみんな

頑張りました!涙が出るほどに…

私自身ヴァルナのコンクールに出場して

人生観が大きく変わりました。そして

今回、審査員として二度目のヴァルナ訪問。

これもまた、人生観をさらに大きく変えさせられました。

まず、自国のネガティブな批判をすることなく

常に応援をすること。

他国の審査員、先生方は

自国のダンサーたちの良さを自慢しておりました。

私もはじめは戸惑いましたが

いつしか、自分も日本人を応援していました。

自然発生的に…

「謙遜」という言葉を通り越して

「日本人はネガティブな批判ばかりで、自国の優秀な人材を応援しない」

と、外国の方からよく指摘されていたので

今回の私のレポートも批判めいた内容は書いておりません。

むしろ応援する気持ちで書きました。

もちろん、受賞した日本人の皆さんも

今後課題はありますし、それは

私も含めて、課題は山積みです。

しかし、ネガティブな批判を書かれた場合

読む側としても、どのようなものだろうか…

もちろん、人間ですから好みはありますし

美辞麗句を並べる必要はないです。

しかし、良いものは良い、と

素直に認めてあげて、それをサポートしてあげる…

この精神的バックアップは絶対に

若いダンサーたちにとって、必要不可欠だと思うんです。

お花に悪口を言って育てると

枯れる、という実験の話も聞きました。

若い才能を枯らしてはいけない…

本当にそう思います。

「良いものは良い!」

と素直に応援できる環境をつくること。

これが大事だと思います。

今の世の中、とても不穏な動きが続いており

日本の歯車も狂い

批判めいたことばかりが多い世の中。

同じ日本人同志が傷付けあうような世の中。

他者の相違を認めながら

家族として考えられたら…

地球上でありとあらゆる場所で起きる争い…

結局は誰も得をしないことはわかっているのに

パワーゲームのような世の中…

少なくとも、自分のなかでは

パワーゲームは必要ないです。

必要なのはただひとつ。

優秀な人材を育成して、その人材を

次世代に繋ぐこと…

頑張ります!

左右木健一

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