ダンゴムシ01 今年、『絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律』と『特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律』が公布された。前者を『種の保存法』、後者を『外来生物法』と呼んでいる。
 「日本の固有種を守ろう」と「外来種を規制しよう」というもんだけど、一部の生き物の間では表裏一体のような法律だ。

 さて、そんな法律とは大きく離れて、我が家の庭の話である。昨日、御用納めも無事終わり、今日からしばらく年末の家事に追われることとなった。庭掃除していると、植木鉢をのけるとBB弾に混じって、ダンゴムシが数匹いた。
 そういえば、ダンゴムシをよく観察したことはなかったなぁなどと思い、昼ごはんの後で簡易実体顕微鏡で見ることにした。

 覗くと驚きの連続だった。すごく精巧なマシーンのようだ。触覚もたくさんある足も、器用に動いている。足など同期が取れている。最近、直径1.5mm、長さ1cmほどの変速ギア付モータが開発されていたが、あれを用いても、現物の10倍くらいの大きさまでしか、小さくできないだろうなぁ。

 そうそう、我が家の庭にいたこいつらは、オカダンゴムシというダンゴムシらしい。背中の黄色い斑紋が特徴のようだ。こいつらは、明治以降の外来種だそうだ。日本の在来種は、コシビロダンゴムシという名で、林の中の落ち葉の下にいるそうだ。
 明治以前は、庭でダンゴムシを見ることができなかったのかなぁ。いまは、庭で落ち葉や枯葉を分解して、豊かな土を作ってくれているんだけどなぁ。

 あっ、こいつらは、時々、園芸種の苗を食べたりすることもあった。

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