雪で2回も中止した「俱楽部隣輪」の定例走行会。昨日やっと出来た。参加者6人。全員還暦以上古希以下の面々。

コースは圏央道と並行して走る側道から坂戸IC⇒川島IC荒川CR⇒入間CR。走行距離は短めの約40km

 

謎の人物

毎年11月頃から3月頃まで、川島IC付近の田んぼには白鳥がやってくる。川島町のホームページによると今年の飛来数は82羽とのこと。

http://www.town.kawajima.saitama.jp/kankou/hakutyou.htm

 

実はこの写真の人物と会うまでは川島町が白鳥の飛来地とは知らなかった。先日、きょうと同じコースを下見走行していた時、偶然出会った。

 

まわりは全部田んぼ。道端の道祖神に花を供える人を見かけた。なんとなく気になったので話しかけた。すると、白鳥を見に来たの?と逆質問された。

 

200mくらい先を指さし、あそこにいるよと教えてくれるまで私は白鳥の存在に気付かなかった。

 

お互い初対面の挨拶を交わしながら、謎の人物は「何歳に見えますか?」「私を見たことありませんか?」と聞いてきた。

 

年齢は75歳と言い当てた。「私を見たことありませんか?」というからには有名人?と思ったが、心当たりがないので、正直にその旨を伝えた。すると「どんな童謡を知っていますか?」と聞いてきた。


(本人の了解を得て公開、宮本解生さん、75歳)

知っている童謡を2,3曲口ずさんだら、彼はポケットからハーモニカを取り出し童謡のメドレーを演奏し始めた。どうやら知る人ぞ知る“有名な”童謡のハーモニカ奏者らしい。

 

ハーモニカ奏者として全国の幼稚園や保育園をまわっていたようだ。いつ・どこで・だれと会ったかまでちゃんと覚えている凄い記憶力の持ち主である。

 

あとで検索したら、あるパンフレットの演奏目次に彼の名を見つけた。自称“有名な”童謡のハーモニカ奏者はウソじゃないみたい。

 

短時間の出会いで知り得たことは、植物を愛し、生き物は昆虫にいたるまで愛し、その博識ブリが感じられた。本業は花屋さんだとも言っていた。

 

ガンを患い、それ以後肉やその出汁もだめで外食をしなくなった。住まい東京でお孫さんがいらっしゃる。家族は出かける時とても心配するという。出来れば出かけてほしくないと。

 

それでも出かけるとなると、気をつけてね、最近は危ない人がいるからと

車の中を覗いて思ったのだが、野菜や雑貨を積んでいる。なんで子犬のエサがあると思っていたら、ケージに入った可愛い子犬が同乗していた。

 

なるほど、この人が出かけるというのは、車で小さな旅をしているということなのかも

 

ではまた。