新年あけましておめでとうございます。
今年のミラノの元旦は珍しく「御降」(おさがり)であった。元旦または三が日に降る雨や雪を「御降」と呼び、涙を連想させる雨や雪は、めでたい正月には向かないというが、逆に、新しい年の豊作を約束する縁起の良いものとして、喜ばれることもあるのだと言う。
話はそれたが、 1月1日は、神の母 聖マリアの祝日。
ミサ終了後、今年の守護聖人の御絵をもらうために並ぶ列。
私の2023年の守護聖人はなんと昨日帰天された名誉教皇ベネディクト16世。嬉しい。
午後から空手仲間のF爺宅を友人と訪問。
ここ数日、体調が悪かったようだが、久々の訪問客でかなり上機嫌で饒舌であった。
私が、今朝彼に電話し、午前中サンタンブロージョの初ミサに出るというと、自分のために祈ってくれ!というので、それはもちろんだし、守護聖人の御絵をもらってきてあげるよ、と言って彼にいただいたのは、現教皇のパーパ・フランチェスコの御絵であった。
また、彼がいつも薦めるヤギのミルクを飲ませてもらった。体に優しいほんのり甘い香り。空手の話、健康の話、特にまだコロナウイルスは油断できない!人ごみに出かける時は、必ずマスクをしろ!と散々聞かされた。食べるものにうるさいF爺だが、持って行ったほうじ茶と虎屋の羊羹を喜んで食していた。良かった。
元気そうで何より。これから重大な治療が始まるが、また共に稽古ができますように。