謹賀新年 2023 ~ 御降 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 
新年あけましておめでとうございます。
 
今年のミラノの元旦は珍しく「御降」(おさがり)であった。元旦または三が日に降る雨や雪を「御降」と呼び、涙を連想させる雨や雪は、めでたい正月には向かないというが、逆に、新しい年の豊作を約束する縁起の良いものとして、喜ばれることもあるのだと言う。
 

 

 
話はそれたが、 1月1日は、神の母 聖マリアの祝日。

 

 
 
ミサ終了後、今年の守護聖人の御絵をもらうために並ぶ列。
 
 
 
私の2023年の守護聖人はなんと昨日帰天された名誉教皇ベネディクト16世。嬉しい。

 

午後から空手仲間のF爺宅を友人と訪問。

 

ここ数日、体調が悪かったようだが、久々の訪問客でかなり上機嫌で饒舌であった。

 

私が、今朝彼に電話し、午前中サンタンブロージョの初ミサに出るというと、自分のために祈ってくれ!というので、それはもちろんだし、守護聖人の御絵をもらってきてあげるよ、と言って彼にいただいたのは、現教皇のパーパ・フランチェスコの御絵であった。

 

また、彼がいつも薦めるヤギのミルクを飲ませてもらった。体に優しいほんのり甘い香り。空手の話、健康の話、特にまだコロナウイルスは油断できない!人ごみに出かける時は、必ずマスクをしろ!と散々聞かされた。食べるものにうるさいF爺だが、持って行ったほうじ茶と虎屋の羊羹を喜んで食していた。良かった。

 

元気そうで何より。これから重大な治療が始まるが、また共に稽古ができますように。