引きこもりを振り返り・・・ | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

今日12月4日は、次男8歳誕生日。 
昨日準備した飴と折り紙の包みを持って登校していった次男。 
「今日は絶対Nota(注意書き)もらって来ないでよ!!」といったにもかかわらず、「授業中立ってクラスメートと話しました」というノータをもらってきた。本人いわく、色鉛筆を借りるだけだったのに・・・という。確かにその先生ちょっと変!という噂。いずれにしても、もうプレゼントなし!!ったく・・・ 

ところで、今日は在外公館最重要行事ともいえる、天皇誕生日の祝賀会レセプションも行われた。(時間的にはこれから・・・) 

とはいえ、私は、まだ骨折治療中。 
うかうかと外に出かけてはいけない。 
・・・というよりも、今日は次男の誕生日。そちらのほうが大切だもの。笑 夜にも、月一度の地元パロッキアでの「信仰年」における聖書研究会があったが、欠席。 

天皇誕生日の祝賀会といえば、96年のペルーでの公定占拠事件はまだ記憶に新しい。覆面姿の左翼ゲリア14名が、ペルー政府要人や日本人現地駐在員ら600名を人質に取った。犠牲者も出ている。 

当時は、夫はローマで駐在員。天皇誕生日の祝賀会レセプションは毎年出席していたが、怖いな・・・と思ったもの。 

ちなみにローマには、実質上在ローマと在ヴァチカンの2つの日本領事館があり、2日続けて祝賀会が行われていた。とはいえ、出席者は同じ顔。女性は同じ服を着ていくことを憚り、髪型を変えたり、着物をきたり、ドレスにしたり苦労したものだ。 

この3週間、骨折のため、出る幕一切なし。笑 
化粧さえしてい ない。 
しても変わらないが、化粧を落とす手間がない分楽だわ。 

それにしても、この3週間、ずっと家ですごした。頭は元気でも思うように動けない。 

「時間は神からの恵み」 
今年の元旦のミサできいたお説教だ。 

何をしていようが、していまいが、とりあえず時間は過ぎていく。ただ、与えられた時間は、誰にとっても平等なもの。 

時間も命も神様からのたまものです。 
それは自分のためにだけ使うものではありません。 
無償でいただいたものですから、 
自由に、条件をつけずにひとに与えて下さい。 
そうしてこそ、たまものは生かされるのです。 
まいた種は十倍、百倍の実を結びます。(by バレンタイン・デ・スーザ神父) 

自分が動けない分、家族・友人・知人、仲間達に動いてもらった。動いてもらった分、結束が高まったり、その人たちの自信になったり、変化もあったようだ。私がやらないと、動かないと・・・人に頼むのが下手で、そういった思いを振り切るのには、割り切りも必要だった。 

今年の私の年初の祈願は、「何もかもを一人でやり遂げるのは、到底不可能なことで、他人に委ねる部分、頼んでしてもらうこと、分担することを今後学ばなくてはならない。他の方に委ねるには、まずお互いの信頼関係が必要。そして、丸投げではなく、自分自身も何をすべきか識別できるようにならないといけない。神に委ねるときと同様、神を信頼し、自分もするべきことをしながら、結果については、すべてをみ旨として謙虚に受けとめる自分でありたい。」とあった。努力しようと気にかけているつもりでも、日常生活の中では簡単に忘れてしまう。怪我をして始めて、そうせざるをえなくなるとは・・・。 

明日はいよいよ検診。 
骨がどうなっているだろうか・・・ 

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