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当り前のレベル

先週の金曜日、お客様である「ラーメン来来亭」さんの東京1号店のオープンに行ってきた。



ノーザンライツ 八畑政良


5年ほど前からのお付き合いだが、当時70店舗ほどだったものが、今では180店舗を越えている。

決して出店を急いでいるわけでなく、急拡大急衰退の企業とはまるで違っている。

豆田社長ともお話しさせていただいたが、まったく気負ったところが無く、

「騒ぐほどのことじゃ無いです」と淡々としておられた。

店長をはじめとする「お店」の熱さと絶妙に対を成している。

要するに「当り前のレベルが高い」だけのことだろう。


成功を継続している人や企業に共通していることの一つに、

この「当り前のレベルの高さ」がある。

凡人・俗人から見るとスゴイことを淡々とこなす。

でも、これは先天的なものでなく、血の滲むような努力を重ね

後天的に獲得した能力だ。だから凄い。だから真似できない。


外食に限らず、我々のような人材にまつわる企業でも同じなのだが、

あるかないか分からないような「ノウハウ」を脚色し、

身の丈に合わない拡大を続け、自分たちを大きく見せようと虚勢を張り、

見栄とウソで固めたような経営をしていた会社が相次いで倒産している。

「レベルを高く見せよう」としていただけなのだろう。

私欲を、「志」らしきものに言い換えてみても、しょせんはつまらぬ嘘に過ぎない。




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パラグライダーもそうだが、特に自然が相手のスポーツでは

虚勢や見栄は即、命に関わる。

身の丈を冷静に判断することと、果敢なチャレンジは別だ。


暗黙知

全身全霊で直接ぶつかることで得られるのが「暗黙知」。

勉強や分析で得られるのが「形式知」。

もちろん両方大切で、バランスが重要なのだが、

決定的なのは「暗黙知」の深さだと思う。

特に若い人(もちろん大人もだが)は、暗黙知を多く持った大人と

直接深く関わって、それを自分のものにしなければならない。

そこに打算やコスイこと(関西弁やなぁ)、ましてや裏切りが働いたとたん

すべての暗黙知は無に帰すのだと思う。真摯でなければならないのだ。


仕事とプライベートを何としても区別したい人や、

お金を貰えなければ動けないような人は

本物の暗黙知を身につけることなど出来ないのではないか。

仕事でもプライベートでもなく、お金や時間も関係ないところに真実があると思う。


本物になろうぜ!



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風をつかむ感覚は、暗黙知がすべてだ。

風を騙すことは出来ない。

基礎をつくる

新卒入社した社員がGWが終わる頃に、いわゆる5月病に罹る。

仕事に抱いていたイメージと現実とのギャップに気づき始め、

学生気分という殻に、最初にぶつかる時期なのかもしれない。

2~3年目にも同じような現象が見られることも多い。


気分としては分からなくもないが、まぁ「甘えるな!」と叱るしかない。


社会人・ビジネスパーソンとしての基礎は20歳代に創られるし、

とりわけ3年目までに、良い基礎が出来たか、安物の基礎が出来たかで

その後の人生が決まると言っても過言では無い。


「やりたいこと」が出来るようになる一歩は、「やるべきことをやりきる」以外にない。

基礎体力を身につけるためのランニングを、サボりながら休み休みやっていたのでは体力はつかない。

腹筋運動を2回に1回休みながらやっても意味が無い。

プロスポーツのキャンプのように、体育会の合宿のように「もう動けない」「血反吐く」までやるべきだ。


どうせ何も分かりっこ無いんだ。振返りや反省は後回しにして、徹底的に動きなさい。



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基礎練習も極めると「ワザ」になります。

希望の炎を燃やす

このGWには、宮城県で僅かばかりボランティア活動に参加させていただいた。

現地ではテントを張り、何日も活動を続けておられる方も多く、頭が下がるばかりだ。

被災地は映像で見るよりもはるかに壮絶で、被害の大きさに改めて愕然とするばかりだった。

それでも、私たちが行かせていただいた多くの場所は、大きなものの片付けが終わり

海からのヘドロの除去が中心だ。馴れない作業に全身が悲鳴を上げたが、

ここまで片付けられた方々の苦労と被災された方々のことを思うと、自然と頑張ることができた。

しかし、私の活動など「ボランティア」と呼ぶのも恥ずかしいほど些細なものだ。

己の非力を痛感する日々だった。


それに引き換え、被災された方々(今回お伺いした農家のご家族は特に)の

明るい笑顔と未来への意思の強さは本物だった。

絶望的とも思える現状を直視し、落胆の中から自分自身の強さで希望の炎を燃やされたのだと思う。

本当に頑張っていただきたい。


今回あらためて思ったことは、

何事に限らず「出来ることを継続してやること」の大切さと、

「具体的に動く、しかもスピーディーに」ということだ。


あれこれ考えてばかりいても、何も変わらない。

現場に行き、自分で行動すれば必要な答えはある。

がむしゃらにやれば、自然と出来るようになる。


そして経済に携わるものとして、何が何でも成長エンジンにならねばならない、ということだ。

日本を失速させてはならない。


ガンバロウではないか!!



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仲間が日本チャンピオンとして、スペインで行われる世界選手権に参戦する。

安全と健闘を祈る。


太陽の塔

昨日、春風に誘われて太陽の塔を観に行ってきました。

岡本太郎の類稀なる才能が爆発しています。

これほど元気と生命力を与えてくれる芸術は少ないのではないでしょうか。

「気」を感じるのです。


岡本太郎が生きていれば、復興のシンボル制作を依頼したいところです。


元気を満タンに充電したので、さらに突っ走ります。



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叱ってこそ。

近年は新人教育のコンセプトが変わってきた。

しばらく前までは、「褒めて育てる」が主流だった。

人材コンサルタントと呼ばれる輩が、盛んに喧伝したコンセプトだ。

ゆとり教育に浸ってきた「扱いにくい若者」への処方箋だった。


多くの「おじさん」は、そのコンセプトに違和感を感じながらも、

パリッっとしたスーツを着た、出来そうなコンサルタントに

「褒めて育てるのです!」と言われると、「そうなんだぁ・・・」と従った。


結果は、


間違いだった。(と私は思う)



ほとんどの場合、褒めるのではなく甘やかしたのだと思う。

迎合してきただけなのだと思う。


何十年も苦労を重ねてきた大の大人が、

そこいらのアマちゃんに何で合わせにゃならんのだ。

大人はもっと自分自身に自信を持てばいいのだと思う。


ちやほやされれば誰でも嬉しいから、短期的には「豚も木に登る」。

しかし30年単位でみると、厳しく(時に理不尽に)叱られ続けた者、

理不尽や不合理から這い上がった者しか、役に立つ人に育っていないのではないか。


ようやく多くの企業や上司がこのことを実践しだした。(昔は当り前だった)

若者の気分や都合に合わせる必要なんかない!

社会や人としての規範に合わせてもらえばいいのだ。


大人たちよ、ガンガン叱っていこうぜ。



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体育会の頃のテニス部では、本当に理不尽に怒られた。

練習はイジメに近かったし、試合に負けても勝っても

正座は当り前だし、あらゆる難癖をつけられてはシバカレた。

それでも私たちは楽しかったし、強くなろうと励んだ。

そういうものだと思う。


パラグライダーでは30歳を過ぎたイイ大人が

師匠の加藤さんから「死ぬほど叱られた」。

「もう飛ばなくていい!!!」と何度言われたか分からない。

それでも私たちは楽しかったし、上手くなろうと励んだ。


やはり、そういうものなんです。


底ヂカラ

第17期がスタートしました。


例年、この業界は4月はスロースタートだし、

今年は震災の影響もあるから、ぼちぼち行こうか・・・と思っていたら、

怒涛の仕事でロケットスタートを切ることができました。

お客様もメンバーも「自分たちが何とかするんだ!」という

強い決意があるからこその結果だと思います。

誰に頼るでもなく、大きな使命に向かって進むからこそ

成果が出るのだと思います。


震災からの復興はもちろん、日本の再生も

政治家や官僚や財界に頼るのではなく、

私たちの底ヂカラで成し遂げるのです。



話は変わるのですが・・・

最近、2012新卒採用の会社説明会を実施しています。

少人数制で私との対話が中心の説明会です。

毎度のことながら、学生からの質問のレベルの低さが気になる。

ありきたりすぎるし、くだらなさ過ぎる。

いかにも「用意された質問」ばかりなのです。


「この仕事のやりがいは何ですか?」

「御社の社風はどのような感じですか?」

「なぜ入社を決めたのですか?」

etc・・・


そして、質問されてそれに答えると、ほぼ100%「ありがとうございました。」と応える。

「ほんま??そんだけなん??」「そんなんでエエの?」って感じです。


採用力は企業力そのものなので、今の弊社の実力どおりの学生が

応募してきているのだろうから、自分を振返って反省することしきりです。


しかし、しかし、やはりこんな就職活動が当り前になっている日本って

やっぱり変だと思います。人生は予定調和じゃないんだから

how toは存在しないし、存在してはいけないのだと思います。



ノーザンライツ 八畑政良

年齢を重ねた知人は、インドの山々をフライトしている。

4000メートルを越える高度だ。


60歳を越える彼に質問したらどうだい・・・

「なぜ飛ぶんですか?」と。


きっと彼は、

ニヤっと笑うだけだと思う。


未来へワクワク

震災のゴタゴタが続き、本来やるべき仕事が溜まっていた。

来期にむけての重要な案件が放置されたままだったのだ。

いやぁ・・・やらない理由を見つけてはダメなんだけど、ついつい今日までかかりました。


役員会の承認など、もう一つハードルは残っていますが

熟慮に熟慮を重ねたプランなので、自信もあるし勇気をもって取組む覚悟です。


5年後から20年後の姿をイメージし、メンバーを信じ成長を促す構想です。

高いハードルを自分にもメンバーにも組織にも設定しています。

誰に頼るでもなく、やりきる覚悟です。


筋違いかもしれませんが、今回の震災で悔しい思いをして亡くなられた方々の分まで

やるぞ!と誓っています。


悩んで決めたことでも、やるからにはワクワクです!!

楽しみです!!!




ノーザンライツ 八畑政良


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ガンバロウ!!

おそらく数百万人規模で経済活動が弱まり、消費活動が弱まるのだ
ろう。
彼らはまず生きることで精一杯になる。悲しみを乗り越えることで
精一杯になる。
でも必ず元気になってくれる。


それまで我々生かされた人間は、彼らの分まで働いて働いて経済を
活発にし、

消費を拡大し、雇用を増やし、所得を増やし、笑顔を増
やし、元気を増やさないといけない。


我々は偶然、災害にあわず、何かのチカラで生かされているのだか
ら、
濁流に呑まれ瓦礫の下敷きになり、愛する人たちから引きちぎられ
るように
亡くなられた多くの人のためにもチカラの限り元気にがんばる使命
がある。



得体の知れない大きな哀しみを跳ね返すパワーで頑張ると自分に誓
う。





ノーザンライツ 八畑政良
井上雄彦さんが、自身のツイッターにイラストをアップしている。



私は他人をいたわることが苦手なダメな人間だが、

その気持ちを「前」に出して頑張ることならできるかもしれない。

寄り添えないなら、進むしかないじゃないか!!


がんばれ!みんな!!

勇気と謙虚

本当は逃げているのに、挑戦しているとごまかす。

自分の弱さを、何か別のもののせいにしているのに、

弱さと正面から向き合おうとしない。

こんなことを、知らず知らずのうちに繰り返していないだろうか。

他人の言葉を借りて、別の人を誹謗する。

自分は善であると主張し、自らを真摯に反省しない。

そんな愚を犯していないだろうか。

しっかりと矢印を自分に向けて生きていないと、

本物の勇気も、本物の謙虚さも生まれてこない。

勇気がなければ「道」は見えない。

謙虚でなければ「道」は出来ない。

経営やマネジメントに携わる我々は、

いつでも、この勇気と謙虚さを忘れてはならないのだと思う。

忙しかったり、不安だったりすると、ついこのことを忘れてしまう。

弱い自分だからこそ、常に矢印を自分に向けておこう。



ノーザンライツ 八畑政良


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