陰湿なイジメの激増、子・保護者・親の非常識化、花をへし折り、叩き斬り、廃人、自殺、過労死、老若男女問わず凄惨な犯罪と低年齢化。


異常無用なストレス社会、人の心も読めず、言葉・文章の行間を読めず、人を人と思わない社会、血も涙もないロボット化人間社会。


経済という名の下に商売から人情を排除し、効率だけを求めて猪突猛進、会話や行動マニュアル化、不測の事態に対処できず、心が麻痺し、マニュアルにあれば、現場で不要なケースに遭遇してもマニュアル通りに棒読み、マニュアルにないからと、必要なはずの事もしないのが当たり前だと思っている、すれば効率低下、評価査定低下、叱責さえ受けかねない歪な心の欠片もない商売、現代経済。これを後押しする余計な政治。


子どもと大人、それぞれの原因を探り、最後にそういう人々が集まる家族や地域や会社・・・といったあらゆるコミュニティが人情味溢れたものになるのかどうか、なるはずがない。


子どもの理解力、読解力、洞察力、空間認識力、脳力、心(ハート)力、人間力に欠け、命の重さも測ることができない冷たい心は、人を死に追いやるような陰湿、悪質なイジメを子どもが起こすのはなぜなのか?


この原因は「お受験」世代だからだと思うんだよね。

ゆとり教育は別として現代経済のコストパフォーマンス向上を極めるという部分が教育にも浸透してしまった。

その為に「結果と同時に、それ以上に結果に至る【経緯・プロセス】が重要と教わった世代」と違って

限られた時間制約の中で競争する為には「いかに合理的かつ効率的に勉強するか」

例えば「過去数年分の問題集を買い集め」その数年の「出題傾向」を「確率統計」上の絞り込みを行って、それを「暗記する」人が増えたから、プロセスがどっかいっちゃったんだよ。

これまでに学んだ中でこのプロセスは「わかってるつもりになってる」から、話がややこしくなる。


そんな彼らが「相手も正しい事言ってるのもなんとなくわかる。ただ僕たち私たちだって正しいこと言っているのに、なんで文句言われなくちゃいけないんだろ?なんか悶々とする」

って事になっても不思議じゃない。。。


真剣に誰かがそれを教えてあげないと、そういう感覚が、いわば自動的に陰湿なイジメにつながり、殺人含む重犯罪とかゲーム感覚になったりするのは、ゲームが原因ということじゃなく、これが原因なんだよね。。。

本来これは家庭でも身につけられるはずの事でもあるんだけど、変に親より頭よかったりすると、「うるさい、ウザい」って避けて、親も言い様がなく核家族だから人生の師は他にいない、自分の部屋を持つのが当たり前のようになった子どもたちは家族との会話すら極端に減り、こもるから最終的に放置。

いい歳まで、そのまま生きてきてしまって本人に自覚症状がないわけだから、それを他人が本人に理解させるなんて。。。こんなに難解な事はない・・・。


が、そのまま放置すれば、物事を考える判断基準を常にといっていいほど、見誤るので到達する答えがとんでもない本当の常識人が聞けば唖然とする結果を生む。


この「プロセス・経緯」を「国語・理科・社会」「現代文・古文・生物・科学・化学・物理・日本史・世界史・公民」全てにおいて考えずに生きてこれてしまって、学校の成績だけは優秀だから、余計気づかない・・・。

A)この結果に至る経緯を考えないと、人の心を読み解くことはもちろん、気づかいや気配りができなくなる。

ところが、「算数・数学・基礎解析・微分積分」は、プロセス・経緯がわからないと答えを導く事ができないから、これだけは、プロセスを理解してる。

B)社会を見て就職を考えて勉強をしても社会も効率化だから、物事を効率的に合理的に考えるのが当然という感覚を生む。

科学に興味のない子どもが年々増えた事が日本の知力低下につながるという見解があるようだ。

C)それはそうだろう、不思議な世界に魅力を感じ、なぜそうなるのか、どうしてそうなるの?不思議!どうしても知りたい!教えて!私に試させてみて!といった自分から興味を示すという時代ではなくなってしまったのだから。

A)~C)単一または複数の現象は、結果「短絡的な子ども」となる。

でも、お受験は今まさに学校に通っている人ではなく過去の10代~20代前半も同じだ。

そうなるとこの世代は親となっている人々もいる。その親となっている人々も「短絡的な人」になる。

効率重視だから、他人の事や他に構っていられないという状況を生み、無視、無関心、必要な干渉も嫌い、自分さえ良ければという寂れた気持ちを持ち、愛情が希薄で人の大切さも忘れ、心遣いの巧みさも忘却の一途。


これが、陰湿ないじめや通称「バカ親」や重犯罪、自殺の、その重みの度合いが感覚的につかめなくなる心理を生むんだと思う。

だから、命を軽く考えてる。本来もっともっと重く考えるべき命について。。。

そうなると人を傷つけることは平気になってしまう。これを繰り返すと心が余計に麻痺してくる。

そうすると更に非人道的な感覚に心が支配されてしまう。

高校の学費や小中学校の給食費を払えるのに払わない、それでいて現代の生活は桜花しているバカ親たち。

格差社会の貧困を生む現状を完全無視し、自分に都合よい点だけに100%目を向け、物事を捉え、「あの人も払ってないんだからいいじゃない」「なんで私だけ払わないといけないの?」「それだけ払ってない人がたくさんいるなら私も払わなくたっていいじゃない」「ガソリン代あがっちゃって車にお金かかる、携帯代が・・・だから払えない」というあり得ない言い訳の数々。

心が希薄になっているから、指摘されても、注意されても、本質に目がいかず、自分に不都合だから逆ギレする。

こういうのは昔は、理系の人に多かった気がする。

でも今は、文系も理系もなく、子どもも大人もなく心が歪んでいる人が多い。。。

その頃、バカ親含め、既に社会人や主夫、主婦だった大人たちは、教育にまで浸透するに至った合理的、効率的な仕事を追及しすぎて、人の心がついていけなくなったのと同時に感情を入れずに打算だけで動く人が増えてしまった。

就職氷河期世代もこれまで落ちこぼれることなく企業が掬いあげてきた人々も転落していく現代経済。

昔は小さい頃、商店街なんて行くと、買い物目的っていうより、お店のおじちゃんやおばちゃんと話しをしに行くのが楽しみで楽しみでついでに買い物してたりした、ついつい衝動買いなんかもしたものだ。

でも、感情を交えず、巨大スーパーができ、なんでもそろっているけどベルトコンベア式にマニュアル化されたその空間は、「買い物をする為だけの場所」になってしまって、心が通い合う事がない。

ファーストフードもファミリーレストランも、そして他の先進国のほぼ全ての産業で。

インターネットが始まったころあたりからこれが目立ち始めた。

それは、そんな「プロセスを考える事のない勉強」をしてきた人がちょうどポケベルに始まり、パソコンや携帯を手にしてインターネットを比較的小さいうちから使うようになったからなんじゃないかと・・・。

そして大人は、人間+インターネットっていうネットの分だけパワーアップしたメリットだけならよかったんだけど、心まで機械化、ロボット化してしまって他を思いやることなく、他の存在を否定するかのように、自己を守ることだけに専念し、見て見ぬふりをし、多くの人々の心は冷たく冷酷非道になった。

こういう人々が集まる家庭が、人情味溢れているなんてことは考えにくい。。

しかもそんな時代にそもそもついて行くことが難しい、おじいちゃん、おばあちゃん、さらにそのおじいちゃん・・・がいない核家族だから、歳の離れた人を理解するなんて経験がない。。あったとしても極端に少ない。。。

そりゃ寂れていくよ。。。世の中。

だって当たり前だけど、世界も日本も都道府県も市区町村も地域も街も隣近所も学校も幼稚園も保育園も政府も官公庁も企業も全ては人がいて成り立っているんだから。

それを忘れて、不景気だからって、しかも横文字好きな日本人は、リストラと聞いてそのすべてを理解することなくイコール、リストラと捉えて平気で、大幅人員削減して、ひたすら人件費の安い途上国に労働力を求め、今でもそれが当たり前だと思ってる。。。

そんな効率化を事もあろうに教育現場に導入していく大人たち、先々を見つめることなく「短絡的に」経済の変遷に合わせて経済に都合よく、教育を変えてきた弊害である事を今となってもさっぱりわかっていない政治経済。

そりゃおかしくなるよ世の中。。。

だからこそ、「人」、だからこそ「人財」なんであって、「人材」っていう材料じゃないんだよね人は。

それをすっかり忘れてしまったのが地球環境や自然環境に感謝するどころか冒涜を繰り返してきた日本、アメリカ、イギリスを含む先進国。

仕方ないよって諦めちゃったら、どうしようもない。だってそんな無知蒙昧な自覚症状のない、一流大学を出ていれば頭がいいと思っている「勝ち組負け組」という言葉に無意味に執着する人々にとってみても人類が住めなくなっちゃうんだから困るだろ?。。それがなんでわかんないんだよ・・・。

のんきにしてちゃだめだよ、政府、経団連、経済界・・・って憤りに近い思いがどうしても出てしまう。。

ニュートンの「地球滅亡説」が奇しくも2060年っていうのも、これだけでも頷ける。。。

これらを含めて訴えてる私は、政治経済を含め、「人の心に着目」し、「澄んだ心の目」を持った人であふれる社会をつくること、これが重要だし、急務だと考える。

これなくして変化なし、変革なし。

変わったとしてもうわべだけ。うわべは脆くその四方八方にあるものまでも巻き添えにする。

だから、急務だと思うんだ。