「政治にはカネが必要だ」


と今の世の中になっても言っている政治家がいるけど言語道断だ。


それは、江戸幕府から転じた明治政府が言う言葉だ。


なぜなら明治政府には財源が一切なく、しばらくは私財を投じていたのだから。


今の時代、これだけ税源があるにも関わらず、800兆円もの借金を抱えているのは異常だ。


解散総選挙にかかる費用が800億円というのも異常だ。


選挙にかかる全ての費用は、税金から経費として搾取してはならない。


少なくともある程度の資産を持っている人間は、身銭で出来る範囲でやるのが本来の姿だ。


そんな中、「どうしても国民生活向上の為に、国力の為に尽力したい」という人には税金から経費を拠出して手を差し伸べるべきだ。


医者などもそうだが、医者になる為に莫大な費用がかかる。


そんな莫大な費用はないけど、「どうしても人命を救いたいという強い意志を持つ人」に対しては、奨学生制度以外にも門戸を開くべきだ。


今の選挙は、立候補者1人につき、おおむね1億円かかるともいわれている。


中国からパンダのつがいを1年間預かる対価と同じだ。


衆議院480人、参議院242人という定員数から考えても異常なほど経費がかかる計算になる。


パンダにはそんなにかからない。(パンダは売買が禁じられている為、貸借契約になるが、生命を売買することも貸借することも倫理に外れる行為だ)


これが全て税金から支出されたのでは、たまったものではない。


利権がまぶしいから、私利私欲が旺盛だからと闇雲に立候補されては困る。


資産が唸るほどあるのに税金から資金を調達されても困る。


こういう費用もバカにならないから税金も明治政府が立ち上がった時に比べたら莫大な金額が入ってくるのに800兆円もの借金を抱えているんだから。


しかもこの選挙資金には、選挙カーのレンタル、選挙カー用のガソリン代、選挙カーで手を振る人や演説の脇で旗を持ってる人、選挙事務所の主に賃貸に係る費用、後援会含む選挙事務所での人件費、大量の選挙ポスターの製作費、選挙での移動、宿泊費、選挙時は公職選挙法違反となる有権者との関係も普段からの表ざたにならない有力有権者との蜜月にかかる費用、テレビでの政見放送、応援演説費用、演説会場貸借費用、会場備品調達費用・・・。


一人でマイカーで償却費なんてもちろんガソリン代も請求せず、自分で運転して、街頭演説では、自分で旗持ってやったら?


むしろ環境によくないから、公共交通機関で移動したら?選挙カーに比べて何から何まで安上がり。


どうしても宿泊が必要なら自腹で泊まったら?


そしたら1人なんだから人件費も要らないし、選挙事務所もいらないし、自腹なら選挙の度にポスターなんて無駄なものも作らないでしょ?


生で本人に会ったこともないのに一票投じるのもおかしいでしょ?ポスターじゃ代用にもならないよ?ないのと一緒。


演説会場を借りるにしても、自腹でやれば?


応援演説に行く人は、その経費を税金から搾取しちゃだめだよ。


その人に心から当選して欲しくて、思うより前に応援しに行くっていうくらいの気概がないと困るし、そういう気持ちが本気なら自腹でいいでしょ。


どうしても欲しい有権者のお宅を1軒1軒、自分の足で回ったら?


そういう仕組みなら自分の足で回る努力を惜しまなかった人が、たいていは当選するんじゃない?


それだけ、国政に志が高いということなのだから。


そして落選した人については、税金から経費を支払う。


当選した人については、任期中にその(前述の最低限の活動に)投資した分とまやかしのではなく実質の民間平均年収くらいが回収できる程度の報酬体系にする。


みなぬけがけなしで、この仕組みを採用すれば、総選挙があろうが、補欠選挙があろうが、経費はさほど掛からない。


選挙費用の壁で立候補できなくなる人もいなくなる。


そういう努力を自分たちで一切せずに、数十兆円もの税収があるにも関わらず、未だに散切り頭を叩いてみれば文明開化の音がしてたような時代と同じように「政治にはカネが必要だ」、「税源が足りない」などというのは呆れてモノも言えない。


税金をなんだと思ってるんですか?


「遣っちゃったから足りなくなっちゃった」「これまでもずっと遣ってたから貰えないと困る」というのは、財布の管理ができない、ズサンな人間が言うことだ。


そんな人間に国政を担ってもらっては困ります。


未来が絶望的ですから。


都道府県議会議員も同様。


もちろん、議員がそういう処遇ですから、国家公務員、地方公務員、公益法人、政府関連団体職員も同様に800兆円もの借金とさらに毎秒垂れ流している借金を考えれば、少なくとも借金返済までは、身の丈にあった処遇が必要です。


まかり間違っても国民の低所得層以上に報酬を受け取ってはいけません。


つまり、現代で言えば、ワーキングプアの人以上に報酬を受け取ってはいけません。


それが殺生だと思うなら、国家公務員、地方公務員総動員でワーキングプアや貧困層の生活水準を上げる努力をすることです。


それが国力を上げることですから、政治家を含む国家公務員、地方公務員に課された最も重要な任務です。


それが出来る人が、仕事ができる人です。


それができないなら、圧力をかけない限り、人事院に行っても、職安に行っても職はないのです。


それがある事がおかしい。


複数股にかけて兼務してる輩がいるのがおかしい。


政治家を含む国家公務員、地方公務員の方々は、腐敗した存在意義を基準に物事を考えるから、国政がおかしくなるのです。


だから身の丈に合わないことをするのです。


物事もっと単純にシンプルに


「ない袖は振れない」

「入るものがなければ出せない」

「莫大な税収がありながら、莫大な借金抱えて、金が足りないなんて管理がズサン過ぎる」


のだから。


自分たちのやる気のなさ、能力のなさを棚に上げて、圧力かけたり、騙したり、言いくるめたりして国民から搾取してはいけません。


杜撰さが露呈して議員に自殺者が出るのは、自殺者以上に、残る周囲の人間とそこにある仕組みが腐敗していいて既に限界にきているのが原因なのだから。


それでは、法外な金利で貸しておいて貸した金返さないんだから、何しようと勝手だろという人たちや払う必要もないショバ代を貪る人たちと同じです。


もっと根本を覆すぐらいの勇気を持って下さい。


それがこの後に及んでもできない人たちが先導する船は沈没します。