法人化され助成金が減額された国立大学。


これまでとは、存在意義が大きく変わる。


国立という名を借りて利益追求が第一義となることを意味している。


逆にそうしない場合、独立行政法人であるために、税源投入される法人化前となんら変わらない。


つまり塾と一緒だ。


公立小中高、または私立で学業に勤しみ、わざわざ進学塾や予備校で勉強したのに、また、改めて大学という名の塾に入る。


産学連携が進む大学の性格上、収入源は、入学金や学費だけでないという部分もある。


これに関連して知的財産権、特許権取得による特許料収入、さらには大学が主導でビジネスを立ち上げる必要も出てくるかもしれない。


その為の人員も投資も必要になる。


これが、できない国立大学は、淘汰されていく。


医学部を見れば、医学的分野の特許権が存在しない為、この特許料収入や事業化ができないという矛盾もでてきた。


でも、医学的分野の特許権を認めてしまうと、病院によって料金が著しく変わる可能性もある。


特許に絡み、特許料を払っていない為に、今、手術しなくては成らないのにできないという病院も出てくることになる。


救急医療が赤字になりがちだけど、この救急医療では、こんなことがあっては何のための救急医療かがわからなくなる。