神田香織 講談「哀しみの母子像」
講談師・神田香織さんの友人であるSさまより、葛飾区にある文芸センターで行われる講談の独演会のチケットをいただきました。
初めて降りた京成線お花茶屋駅。なんともかわいらしいネーミングの駅ですね。
徒歩10分ほどで会場を発見。
主催する荒野座のみなさんのミニコンサート(歌とダンス)ののち、神田香織さん登壇。講談「哀しみの母子像」を1時間語ってくださいました。
昭和57(1977)年9月、横浜市緑区の民家に米軍機を墜落し、母と幼児2人が亡くなった「横浜米軍機墜落事故」。苦しみぬいて亡くなった和枝さんと2人の幼い男の子の哀しみ、怒りをどこへぶつければいいのか。
その無念さ、理不尽さを決して忘れてはならないと、「はだしのゲン」「チェルノブイリの祈り」など、精力的に平和講談に取り組む香織さんが、作・構成し、今年、初めて上演した講談です。
「日本の空に米軍ジェット機はいらない、米軍基地はいらない」と訴えます。
http://www.ppn.co.jp/kannda/main.html
講談の新境地を切りひらく果敢な挑戦。講談という語りの強さ、話芸の熱さ。自らの声で、ことばで、伝えること。その魅力をあらためて実感しました。