どこに、ボトルネックがあるか。
コミュニケーション戦略を立案するときによく議論になるのは、
コミュニケーションで解決すべき課題は何か。
複数ある場合には、どの要素に課題を絞り込むか、といった観点だ。
そんなときには、生活者の購買プロセスのどこにボトルネックがあるか、
をファネルの概念で落とし込んでいくことが多い。
クライアントさんからは、
本当に売りに繋がる中間指標(KPI)は何なのか、という課題を頂くことも多いが
ときと場合によるが、共分散構造分析でモデル化したり、
そこまでせずとも、複数指標を照らし合わせつつ、最も売りに繋がるKPIを
簡易的に導いたりする。
さらにいうと、最近(?)のトレンドとして、
上記のいわゆる中間指標と、最終指標である売り上げデータ(POSデータなど)
をひも付けながら、広告のROIを見ていくことも行われているとかいないとか。
上記の領域で言うと、記憶に蘇るのが、
アメリカで一大旋風を巻き起こしたという、マーケティングエボリューション社の存在だ。
日本でもコカコーラが、アメリカでの成功を受けて、彼らのメソッドでPDCAの管理を行った、
という記事が日経ビジネス(?だったような・・・うろ覚えですみません)に踊ったのを記憶している。
彼らは、広告を単なるROIだけでなく、ROMOと呼ぶ、中間指標で管理しましょう、
という概念を声高に提唱し、実際に費用対効果を改善したことで、確固たる地位を築いたらしい。
まあ、でも最近はほとんど聞かないけど、どうなってるんでしょう???
いずれにしても、どのようなやり方をとるか、はクライアントさん次第だが、
当該ブランドにとってのKPIはなにか、その中でも一体どこにボトルネックがあるのか、
をプランニング段階で早期に見極め、
それを解決することでしか、今後のコミュニケーションは評価されないと思うので
プランニングの大切な1パートとして、ボク自身も真摯に向き合っていきたい。