よし、頑張ろう。



今日もまた朝が来た。



感謝だ。



あたしが笑えば姫達も笑う。



あたしが諦めなければ姫達も諦めない。



バリバリ頑張れる心がある。
バリバリ頑張れる体に感謝だ。



今を精一杯。



頑張る姿を…
姫達は見ている。



負けにも必ず価値がある。



心底悔しいという感情を知る時…
人は強くなる。

悔しさと向き合えた時…
前を向くチャンスをもらう。

このチャンスに飛び込む時…
勇気と覚悟が必要になる。



何度打ち砕かれても
這い上がって来た。



負けてたまるか。



今日も姫達と頑張れる。

これ以上の幸せは
今のところ…
見当たらない。





だからあたしは…
やっぱり幸せ者なんだと気付かされる。





昨日の夕方…
体育館から竹刀の音がした。

今日の朝から…
「先生、今日亀井道場連れてって下さい」
そう言ってくる姫がいた。




胸が締めつけられる。




気を抜いたら…
押さえ込んでたものが爆発しそうだ。






ねーちゃんが泣くなと言った。




泣いてねぇし。
泣くもんか。




泣きたいのは姫達と親御さんだ。




あたしが泣いたらだめ。
それだけは、わかってる。





昨日、初雪が降った。


今年初めての「ゆき」に…
少しだけ心踊った。


皆が必死で戦った。


本気で全国の切符を取りに行った。


最後は…
祈った。




ダメやった。





この悔しさを…
忘れたらいけない。




忘れなければ
必ず強くなれる。




そう信じてる。