何年もパーキンソンや幻視、せん妄などのレビーの症状に苦しんだ母は、
きっと向こうの世界では安らかに暮らしていることと思います。
母の夢を見たいと思っていたら一度だけ、
10日前くらいに、元気でハツラツとした母が夢に出てきました。
最後は、体が固まり、手も固まったところからほとんど動かなかったキツさは計り知れないでしょう。
でも、お顔の表情だけは普通に近いものでした。
元気な時は、掃除や庭いじりをして、
おいしいものを食べて、嬉しいときはニコニコしすぎるくらいで、
顔も表情豊かで。
今は本当に、そんな母ばかりが思い出されます。
夜中の病室で、誰にも看取られることなく、最期を迎えた母は、
医師の話では、「老衰」とのことでした。
体も動かなくなり、体の機能も、もう限界だったのでしょう。
レビー小体型認知症、早く、予防薬、治療薬を望みます。
このレビー小体型認知症は、母をずっと見てきて、
これまでの時間が過ぎ去って思うことは、
本人にも、近しい者にも、とても大変なものです。
いや大変というか…とても悲しいものです。
アルツハイマーなどの他の認知症や、他にも沢山の病気がありますが、
母を見たきた私個人としては、レビー小体型認知症というこの病気を、
どうにかして予防できるとか、治ることになるとか、
そういう未来がなるべく早く来て欲しいと思います。