「米国食肉輸出連合会(USMEF)」さん主催のアメリカン・ポーク クッキングセミナー「子どもの元気に、脳に効く美味しいレシピ」牧野直子先生の講義のレポ(3)です。
食生活に関する基礎的なお話の後は、いよいよアメリカン・ポークについて。
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「アメリカン・ポーク」の栄養学的特徴は以下の通りです。
*良質なたんぱく質
・アミノ酸
たんぱく質はアミノ酸が集まって出来たものです。
アミノ酸のうち体内で合成されず、食べ物から取り入れなければならないアミノ酸8種を、必須アミノ酸と言います。「アメリカン・ポーク」はその必須アミノ酸を沢山含む良質なたんぱく質です。
*適度な脂質、低カロリー
・オレイン酸
オレイン酸は体内でも合成される一価不飽和脂肪酸ですが、血液中の悪玉コレステロールを取り除き、動脈硬化や心臓病、高血圧を予防する働きがあります。
*ビタミンB群が豊富
・ビタミンB1、B2,B6,B12
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そして、具体的にグラフ等を用いて説明してくださいました。
「アメリカン・ポーク」は国産豚に比べどの部位でもたんぱく質が豊富で、また、含まれる必須アミノ酸も多い事がわかります。
「アメリカン・ポーク」と国産豚肉を比較してみると、“ロース脂身付き”ではエネルギーは約1/2、脂質は1/3と少ない事がわかります。
しかも、それでいて肉質はパサ付いていないので、効率よく美味しく脂質量を減らす事が出来ますね。
飽和脂肪酸は、体内で固まりやすく、そのため血液の粘度が高まり血管の中を流れにくくなってしまいます。また、中性脂肪や悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の合成を促すため、摂りすぎると動脈硬化、心筋梗塞や脳梗塞などの生活習慣病になりやすくります。
「アメリカン・ポーク」は国産豚よりも飽和脂肪酸の量が少ないのだそうです。
また「アメリカン・ポーク」はビタミン群を豊富に含んでいます。
ビタミンB群は、夏バテなどに効果があるそうです。
たんぱく質の代謝にも必要ですので、体の成長等にも必要です。
不足すると肩こりや口内炎にもなるそうです。
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こうした「アメリカ・ポーク」の特徴から今回牧野先生が考えた『子どもの脳に効く!栄養レシピ』が以下の3品です。
レポ(4)では実際に先生が2品作ってくださった様子等を御紹介したいと思います。