”遺書”と”遺言書”は違います
遺書とは
死期が差し迫った人が、亡くなることを前提に
自分の気持ちや家族への思いなどを書いたもので
手紙のようなものです
・飛行機事故などにより助かる見込みがないと判断して、家族への思いを書いたもの
・病気で、先がもうあまり長くないと悟り、家族への思いを書いたもの
・自殺する人が、自分の気持ちなどを書き残したもの などです
◇法的効力を求めるものではないため
決まった形式もなく、自由に何でも書くことができます
それに対し
遺言書とは
誰に何の財産をのこすかなどについて
法律上の効力を持たせるために書くものです
将来、遺産分割の際に争いがおきないように書いておくものであり
遺書のように、死が迫っている状況で書くものではありません
◇法律上の効力を持たせるため
決まった形式に従ったものでなくてはなりません
遺書と遺言書は、よく混同され
同じように、死を連想してしまいますが
全く別のものです
遺言書は
元気なうちだからこそ遺せるものなのです