国立西洋美術館(スケーエン:デンマークの芸術家村)とたばこと塩の博物館行って来た | 月とサカナ B-side

国立西洋美術館(スケーエン:デンマークの芸術家村)とたばこと塩の博物館行って来た


休日晴天お日様ぬくぬくですが、やはり寒さも一部有り
待ち合わせの場所で、もっこもこになって日光浴してるハトさんたちにちょっと和みます

本日は、西洋美術館(上野)→肉の大山→たばこと塩の博物館 (錦糸町)に行って来ました。
メインのお目当てはたばこと塩博物館の、特別展『西アジア遊牧民の染織』
漫画『乙嫁語り』のあの細かいモチーフの刺繍が好きな方なら、絶対楽しめるコレクションでした。

(乙嫁だと刺繍がメインで、こちらは絨毯とか織物ですが、モチーフとなるものは色々)

西洋美術館は、メインの展示は前回とさほど変わっていないのですが「デンマークの芸術家村」特集
……すごい!近くで見ると油絵でしかないのに、数歩離れると写真にしか見えない描写の細かさ!!
特に砂浜の海岸を、若い女性たちが散歩している絵は、油絵でこんな細かく砂の質感がわかる描写できるんだ…すげえ…となりました
奥に進むとその絵の習作として鉛筆画とかもあるのですが、……ふおおお鉛筆画でこんなに細かく美しい……
ただテーマが地味で、かっちょいいおじさま&おじいさまの渋さがじわじわと来るものが多く「これ枯れ専を殺す絵だよね…」などと会話をしましたので、私のみの独断ではなくかっこいい老人の絵が好きという方には必見かもしれないw
ちなみに私が一番ツボったのは、習作絵の部屋にあった、じいちゃんがニッと笑ってるペンと水彩絵のお顔です、おすすめなのでぜひ探して下さい

北欧画家の絵ってあまり見た記憶ないけどよかったねーと友人と話しつつ、ブログで何回か書いている肉の大山へランチ
今回は!並んでいても「大山丼売り切れました」って声が聞こえない!!
いつも並んでいる段階で諦めて、食べることができない大山丼が食べられる!?嬉しい!!と
15分ぐらい…かな?さほど並ばず席につけました。



…が、ワックワクで「大山丼を!」と注文したら「あ、売り切れです」
そりゃあないぜ……っていうかもう、脳も胃もそれを注文する気になってたから慌ててメニューを決める
そうしたら、壁張りメニューにない「おすすめランチ ハンバーグハヤシ」というのがあって、しかも500円
今回は少なめっぽいこれにして、かわりに外にあるいつも気になってた、やみつきメンチってのを食べよーと思ったら、やはりハヤシライスだけでおなか一杯にw
ハヤシはコクがあって、美味しかったです。
(このランチは豚汁とかつかないんだけど、セットのドリンクバイキングにオニオンスープとかコーンスープがある 一緒に移ってるサラダは友人の定食のものです)

ちなみに一緒にいた友人も、しっかり食べるタイプなのですが、(チキンサルサ注文)
「お肉のボリューム…すごい…柔らかくてジューシーで美味しいけど…ご飯食べきれない…」とギブアップしておりました。
…そして今度こそ!今度こそ大山丼を!!ww

そのまま錦糸町へ移動
お目当ては二度目の、たばこと塩の博物館。

錦糸町からの移動は、公園沿いをずーっと歩いて行けるので散歩っぽくていいのですが、裏口の為入口を見逃しがちなのが要注意点。
多分あれ、知らないと気付けない……。
ローラー式の滑り台の少し先です。

ずっと公園沿いに行けるので、お散歩中わんこもいっぱい
飼い主さんの許可を貰って、途中散歩をしているスタンダードプードルを撫でようとしたところ…
生まれて初めて「ワンコがはしゃぎすぎて、連続パンチ発動!!」みたいにドスドスドス!と前足でみぞおち連打されると言う楽しいサプライズww
全身で遊ぼうとしてくれる大型プードル強いww
尻尾ぶんぶん振って、キラキラした目で北斗百裂拳食らった気分で、これはもう一生に一度の体験だと良い思いでです

14;00から学芸員さんの講演会
勿論参加(友人つきあわせてすまん…)
ご年配の方がほとんどでした 多分…会場で1.2番目に若いのは私らではと思うレベルで…

塩袋の成り立ちだとか、入口が細くなってる凸型の理由とか興味深かったです。

一番知りたかったのが、モチーフ(模様)について
乙嫁語りを読んでいらっしゃる方なら、嫁入りの刺繍のお話などで羊の角モチーフなどを見て、興味持たれた方が多いかと思われるのですが…残念、これに関してはお話や展示も少なかったです。

そうそう、今まで「乙嫁語り」を好きな方にとこの展覧会を勧めましたが、もし逆にこれらの文化に興味があってこの漫画を知らないという方には、是非おすすめですので、乙嫁語りを宣伝しておきますw


唯一今回知ったのは「鳥の頭」モチーフでした。
…鳥…わかんなかったよ……
今回の展覧は、刺繍じゃなくて絨毯なのですが、色々な性格も垣間見えてそれもまた楽しいです
もんのすごい細かい模様とモチーフで、ひたすら鳥を詰めた絨毯があったかと思えば、すっごく細かいしきっちきちに模様を詰めているんだけど、なんか暗号みたいで「なんかこの絨毯やばい」と思ってしまうようなものがあったり、一方で現代のオサレ部屋にあってもマッチしそうなシンプルデザインかっこいいのがあったりと、色々です。




その後は常設展示のたばこの部屋へ
パイプ細工の美しさは、工芸品レベル(いや実際に工芸品なのですが)
しかし顔がこっち向いてるパイプって、すってたらなんか吹いちゃいそうだなあとか、細かい…綺麗…すごい…
たばこが嫌いな人でも、工芸品が好きな方なら普通に楽しめます。



今回は特別展なので入場料300円ですが、通常は100円
(特別展を見ないなら100円で入場OK)


スカイツリーに行かれる方、ちょっと足を運ばれてみてはいかがでしょうか


全然関係ないのですが『ガラスパイプ』でググってみたら


ってのがひっかかって、百万円前後するのかとびっくりでした