最近、Apple審査の方針が変わり、有料アプリに対応するお試し版の公開が不可(困難)になったようです。
今回、「フェイス モーフ」の有料版と同時に無料版の審査を行いましたが、無料版のみリジェクトされました。
リジェクトの理由は、アプリアイコン・アプリタイトルや説明文に無料(Free)などの価格に関する記述があるのは不可ということでした。
仕方ないので、「Free」を「Trial」に変更して、再度審査を行った結果、今度は、Trialなど、通常の機能を限定した記述も不可という結果なりました。
以下のようなアプリアイコンは、リジェクト対象!
結局、機能を限定したり、アプリ名に「無料」「Free」・「お試し」「Trial」などの単語が入っているアプリは、審査で確実にリジェクトされます。
機能を限定したい場合はアプリ内課金で対応すれと言うことのようです。
とはいえ、一度、有料版でリリースしたアプリを、内課金に変更するのは、プログラミング上は全く問題なく、瞬時にできるのですが、有料版を購入したユーザーの情報を、内課金後のアプリで識別する手段がないので、有料版で購入済みのユーザーが未課金の状態になってしまいます。
技術的には、リストア時に、レシートを確認して、内課金対応前にダウンロードしていたら、購入済みと判断することができますが、内課金アプリのコードから、内課金の購入済み処理は自動で行えないので、機種変などの場合に再度、上記のリストア処理が必要になります。
一見、問題なさそうですが、上記のようなレシートチェックはおそらくアップル側が想定していない内容なので、レシートの仕様が変更された際に、不具合が生じる可能性があります。
以上の理由により、「フェイス モーフ」のフリー版はとりあえずストアから削除しました。
ついでに、「GeoPointer」のフリー版も削除しました。
購入済みのユーザー様には申し訳ございませんが、今後、時期をみて機能アップの際に別アプリで内課金対応にするかもしれません。 7月9日削除