第113話:セリフ | ご主人様とアタシ

ご主人様とアタシ

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ありていに言えば、小説ですww

『まいど~』
『おお。千鶴ちゃん久しぶりだね!
いつものかい?』
『お願いっ!』
こういう阿吽の呼吸が心地いいなあ。
さっとまずはビールに空豆が出てきて
大将は焼き鳥を焼きにかかる。
『おや千鶴ちゃん、最近来てなかったね。
どうしてた?』
『あー、おっちゃん。ちょっとね~。
OLにもいろいろあるのさ』
『なんだい、千鶴ちゃん困らせる奴がいるのかい?
おっちゃんがガツンと言ってやろうか?
お礼は千鶴ちゃんの大きなおっぱい揉ませ…』
『おっちゃん、殴るよ?』
『もう殴っているじゃないか、千鶴ちゃんにガツンとやられたよ』
笑いながらの会話。
舞辺りはこういう会話すごく怒り出しそうだけど。
アタシは逆に気を使わないしおっちゃん達も気を使わないから、楽。
ありのままでいいんだなと思える空間なんだよね。
『はいよ、お待ち』
大将がすっと焼き鳥盛り合わせを出してきてくれて
アタシは待ってましたとばかりにビールを煽って焼き鳥を頬張る。
『っか~~!生きていて良かったなあ』
『千鶴ちゃん、それおっちゃん達のセリフだよ』
『しょうがないでしょ。大将の焼き鳥旨いんだもん』
あー、ほっとする。