ミニ人参の葉っぱのかき揚げにハイボール | おすそわけ、おもてなし、おせっかいマインドで『まいにち晩酌ごはん』

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見て、感じて、考えたことを文字に綴ります。「食」やメニュー開発視点のひらめきと思い、伝えたいこと。ひたすら明るくて前向きで、なんでも関西人のお笑いにしてしまうこののんきさが何かのお役にたてたらうれしいです。

人参の葉っぱのかきあげ、おいしいのです!

春菊をかき揚げにいれてもとてもいい。
ただ、春菊はあんまりたくさんいれられない。
春菊は面に広い、面積が広くなってしまう葉っぱなので、
重なってしまったら、葉っぱ同士がくっついてしまって
サクッと揚げるのは難しい。

菜の花もいいですねー。

緑の葉っぱのサクサクかき揚げ。
たまりません。


人参の葉っぱ、春菊と比べてみて。
葉の面積が全然違うでしょ?

    



葉っぱが細かくて、細いから衣が付きすぎない。
また平面的ではなくて、葉っぱの伸びる方向がいろんな角度にあるので
立体的に空気を含んでくれます。

揚げた時に「バリバリッ!」といういい音を生み出してくれる
人参の細い細やかな葉っぱたち。


かき揚げにするときのコツは、葉っぱだけを使うこと。
茎の固い部分は使わない方がおいしいです。
バリバリッと食べたいのに、固い軸部分がのこっていると
そこだけ食感がよろしくなくなってしまうから。

葉っぱだけ摘んでおきます。
今日は、ちょっとだけ玉ねぎも追加。
玉ねぎをいれると甘いかき揚げになりますよね。
野菜だけでは、ちょっと物足りないので、ここにベーコンの細切りを。
あくまでも、主役は人参の葉っぱで行きましょう。

  

材料を合わせてひと混ぜ。

   

ここに薄力粉を全体が混じるくらいの量を加えて(少ない方がよろしい)
てばやく全体に行き渡らせます。

   
   
衣をつくりましょう。
小麦粉に冷水を溶く、この方法はどなたもご存じ。
私はですねえ・・・小麦粉をいれたボールに氷をいれて、

   

そこに加減を見ながら水を加えて、箸でさくっと混ぜる。
ほどいいところの衣の状態になったら、氷をすべて捨てる!

   

といった、作り方をしております。
※慣れない人は真似をしない方がいい?
 でも、これ、慣れるとラクチン。

その衣を先ほどの小麦粉を生き渡せた素材の全体に加えて
ささっと手早く混ぜます。

この衣の量も、できれば少ない方がいいのです。
少ない方がいいけれど、少なすぎるとまとまらない。
揚げているときに散ってしまう。
衣液が多すぎると、ボテッとしたかき揚げになってしまう。
このあたりの加減っていうのは、慣れるしかないですねえ・・・

なんていってしまうとレシピになりませんな。
またいつか機会があったら測りましょう。

高温180℃程度の揚げ油に、手のひらで形を整えながら入れて揚げます。
穴あきお玉で形を作って、そのまま入れるという方法がいいかもしれない。
フライ返しにのっけてから、揚げ油に投入するのも手です。

私は、手のひらに広げて、そのまま手をひっくり返して滑り落とします。
ときどき滑らずバチャッ!と入ることも!!!
でも、慌てない慌てない。
飛ぶ油にビビっていては、天ぷらはできませぬ。

   

野菜のかき揚げ種は、揚げ油の温度を一気に下げるので、
揚げ種を入れたら強火にしましょう。
そのまま、さわらない!
固まるまでさわっちゃダメ!!

ここからは音に集中していきましょう。
揚がっているとき、揚げ種ちゃんがブツブツ独り言をいいます。

ほぼ回りが固まって来たら裏返し。
ちょっと温度をこのあたりでコントロールしましょうね。

先ほどの揚げ種ちゃんの独り言が、高い高温のご機嫌な声に聞こえたらOKでーす。
網に取り出して、あとは余熱だけで中心までしっかりと火が通ります。
余分な油がきれたら、できあがり~。

パリパリ、サクサク、ではなくて
「バリバリ」食べれる人参の葉っぱの天ぷらちゃん。

たまりませぬなあ~。
ぜひ、おためしを。

    



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