親愛なるスマイラーの皆様へ
やめるを決める
自らの強みを生かそうとすれば、その強みを重要な機会に集中する必要を認識する
事実、それ以外に成果をあげる方法はないbyドラッカー
先日、ご縁があって、徳島の有名な大塚倉庫株式会社の社長濱長一彦氏の講演を聴かせていただきました。
濱長氏は、前社長の大塚太郎氏の教えの下、3年間で80億円の売上をアップしという実績を残しました。
その講演のテーマが「やめるを決める」というもので、「常識にとらわれずに、新しい常識をつくる」という考え方で、顧客の絞り込みや仕事の効率化により大幅に売上も利益も急増させ、会社を「日々過ごせば良い会社」から「戦う会社」に、社員さんの意識を「できる思考」に変革させたといいます。
大塚倉庫に入社した時、私はパッションをもって仕事に励んだ。ところがいつの間にか、そのパッションは消えた。それが太郎社長と共に大塚倉庫を「市場で勝ち続ける会社」とする為に取り組んだ3年間に、もう一度パッションが呼び覚まされた。
営業メンバーたちとの徹底した議論を通して、ゴールを共有し、共に戦う仲間ができた。
私が、社員が、そして会社が変わった。 by濱長一彦
「やめるを決める」には、まずは、自分たちのターゲット顧客のニーズを知ることが重要なります。自分たちのお客様は何を必要としているのか?を深く知ることです。
次に「自分の強みを知る」ことが、大事であるといいます。強みを知り、お客様の本当のニーズを知ることその重なる部分が自分の、自社の注力すべき攻めるところであり、自分たちの強みがオンリーワンに成長します。そして「強みを活かす」こと、それは、自分の「弱みに手を付ける」のではなく、自分の強みを伸ばすことに注力することです。
次に「差をつける」ということで、差別化をすると言うことです。大塚倉庫のような運送業界では、価格以外の差別化をしにくい業界であるそうですので、美容業界と似ているかもしれません。しかし差がないからこそ差をつけることが出来ると前向きに捉えています。
差別化をするためには、自分の強みと顧客のニーズが合致するところに集中して力を入れオンリーワンを目指すことが大事です。 自分や自社の強みを伸ばし、弱みを捨てること、つまり「やめるを決める」ということです。自分の強みと顧客のニーズが合致する部分こそ「自分の差別化」(オンリーワン)の重要点です。
集中せよ、成長戦略は集中を要求する、成長戦略の最大の間違い、しかも最も一般的な間違いは、あまりに多くの分野で成長しようとすることである。
成長戦略は、機会のあるところに的を絞らなければならない、自らの強みが異常なほどに大きな成果を生む分野に集中しなければならない byドラッカー
自分のオンリーワンができると「どうか私を選んでください」というアピール(プロダクトアウト) お願い営業ではなく「私を選んでいただければお客様のニーズに応えられます」ということを主張できます。
お客様のことを知り尽くし、望むことを提案(マーケットイン)できれば、そのお客様にとってオンリーワンとなり、価格競争はなくなるといいます。
もしも技術がイマイチ?の美容師さんでも接客が素晴らしいなら、接客を磨いて一流を目指すことで、技術の弱みは、目立たなくなり、さらには組織力で仲間が助けてくれるといいます。
これまでは、欠点のないオールマイティな人間が良しとされてきましたが人口減少、供給過多の今の時代には、欠点があってもそれを補うほどの長所つまり「魅力」のある人が求められているようです。
不得手なことの改善にあまり時間を使ってはならない。自らの強みに集中すべきである。
無能を並みの水準にするには、一流を超一流にするよりも、はるかに多くのエネルギーと努力を必要とする。 byドラッカー
まずは、スマイルの会社としての強みは「スタッフの仲が良い」ということであるので、今後はそこを特化して、神戸一仲の良いサロンを極めていきます。
「チームの力で全員が成長しお客様を満足させること」「個人の強みは生かし弱みは補い合えること」がスマイルの武器になると考えています。
野球の強豪チームは、全員野球が出来ているチームで「試合中にボールの行方を、全員が目を離さず、エラーの可能性を考えて全員がポジションを調整する」さらに「試合に勝つためには、あらゆる可能性を考えてナイン全員が自分の役割を考えて動く、体が自然に反応する」ことであるといいます。
全員野球のできる最高のチームをつくることが、スマイルのできる差別化の第1段階と考えています。
まずは「神戸1仲の良いサロン」であるという方向性で特化していきますので、ご協力をよろしくお願いいたします。
2015年11月11日 篠原感謝和隆
スタッフ数 44人(スタッフ100名まで残り56名)
夢野店7人 住吉店8人 アンベリール11人 アンジェ8人 六甲店4人 アルプス店4人 オフィス2人